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アメジスト  作者: 詩音
5/10

おばさん令嬢


王妃様は私の真意に気づいたようだ。


「普段、紅茶はあまりお飲みになられないのかしら?」


「そうですね。私は飲みたいんですけど...。一ヶ月ぶりですね。

 またしばらく飲めないと思うので今日は沢山楽しみたいと思います。」

 

「今日のお菓子はどうかしら?」


「上品な甘さで紅茶の香り引き立てていて、とても美味しいです。流石、王室のパティシエですね。久しぶりのお菓子なので感動しました。」


「...。久しぶりとは、いつ以来なのかしら?」


「三ヶ月くらい前でしょうか。」

 


 私と王妃の会話に誰も入れない。


 カイル殿下は席に着いた時、私のこのとんちきドレスを間近で見てもロイヤルスマイルを浮かべていらしたのに...

 隣で目を大きく見開いて私を見ている。

 これはアレだ、まさに珍獣を見る目だよ!


令嬢達にいたっては息を潜めている。

私たちの会話の一言も聞き逃すまいという強い意思を感じる。


ぜひこの茶会が終わったらモニク侯爵家のヤバさを皆様に伝えるスピーカー活動をしていただきたい!


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