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アメジスト  作者: 詩音
4/10

婚約者選び

カイル殿下と話すエリスの興奮した顔が見える。


(淑女があんなに感情を出すのはどうなのかしら?

侯爵令嬢として録な教育を受けていない私でもアレはないと思うわ...)


カイル殿下は隣国の末姫様と婚約していたけれど姫様が去年流行り病で亡くなられた。

だから喪が明けた今年から婚約者を新たに探してるんだよね。


(姉のあのテンションは自分が次の婚約者だと思ってるみたいね。でもねぇ...次女に平気でこんなドレス着せて王家の茶会に連れてくるヤバい家はないわ。

幼児虐待侯爵家は無理でしょ。)

(エリスあきらめな。)



 ☆☆☆☆

私のテーブルに順番がやって来た。

カイル殿下は私の隣に座った。


「皆様、今年のリンデンの紅茶の出来はどうかしら?」

王妃様の涼やかな声に

「「「とても美味しいです。」」」

「素晴らしい出来だと思います。」

皆が答える。

「リンデン産の紅茶は初めていただきましたがとても味わい深いです。」

私も紅茶の感想を言ってるようでさりげなく〖冷遇されてる〗アピールをする。


(私のおばさんスキルをしかとみよ!)








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