表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

78/150

第78話 夢の共演

 独房の中で一週間を過ごした吉村さん。

気の毒なぐらいに元気ハツラツ。

奴は灼熱の顎で暖を取り、今日までを生き抜いてきた。

そして、いよいよ訪れた宝くじ当選発表日。

ラジオで結果を聞くとしよう。


 「ハーイ、エブリワン!

  ロックな夜をプレゼント・フォー・ユー、永遠の求職者 安本孝です」

無職で5児のイカれ親父がここにまで。すかさず電源切断。


 チ チ チ チ ブチッ

何と! 独りでにラジオの電源がまたオンに。

「ハーイ、エブリワン!

 セルフでスイッチが入ったら、リスナーはどんなリアクションを

 取るのかドッキリ大成功ー!」

背筋が凍る。俺の背中に貼り付けた鮭も急速冷凍されている。

幸か不幸か、これでアニサキスの心配はなくなった。

俺は鮭に(かぶ)り付く。硬い。前歯欠損。


 「俺の予想だと、

  今このラジオを聞きながらペガサスに蹴り飛ばされて、

  ユニコーンの角に貫かれた人もいるのかな?

  報告お便りどしどし募集していまーす」

横暴ファンタジー。

もし本当にいるとすれば、俺より相当過酷なリスナーだな。

「お、早速お便りが届いております。

 一通目は、ラジオネーム 松葉杖エイリアンさん、

 改め本名 スミス・J・新村さんからです。

 『教祖 安本様、いつも楽しく拝聴しています。

  一つ質問があって、ラジオとはどういう物なんですか?

  回答は早めにした方が身のためですよ』

 イェーイ」

情報過多。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ