表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/150

第4話 吉村さんと闇のゲーム(前編)

 そのゲームは突然始まった。

手短にまとめると、時折出されるミッションをクリアすることで得られる

キーワードをもとに、吉村さんの居場所を探れというもの。おぉ、早速。


 ミッション1「キュウリをコンパクトにせよ」

これはイージー。「コンパクトォ!」と叫べばいいだけ。

「コンパクトォ!」絶叫。

すると、俺の声の振動がキュウリの繊維を次々に破壊していき、

瞬く間にコンパクトになった。

ミッション1コンプリート! キーワードは『電子レ』。

くれすぎ。もう充分。まぁ、一応先に進むか。


 ミッション2「北海道を赤道直下へ移動させよ」

いきなりのハードモード。解決策が見当たらない。

とりあえずの絶叫。「ワシントンD.C.!」あ、口が滑った。

叫び終わるのと同時に、ホワイトハウスが緊急会議を開き、

米軍総動員で北海道に上陸。

197の市町村にそれぞれ巨大プロペラが取り付けられ、遂に北海道が浮上する。

時速40㎞の制限速度を厳守して飛行し、赤道に着陸。

ミッション2コンプリート! キーワードは『ン』。

だろうな。キーワードが苦労に見合ってない。厚生労働省もびっくり。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ