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第22話 合法ハイジャック

 店番を三郎らに頼み、俺一人、次なる番人の待つ2階トレーニングルームへ。

待ち受けていたのは、トレーニング後のイチバン。

直立不動で生きているかすら怪しいので、試しに奴の腹を右手で突いてみる。

腹筋が予想以上に鍛えられており、突き指した。

さらに、その腹筋の弾力で、とある田舎の体操教室まで押し飛ばされた。

強すぎる。が、運良く教室内のトランポリンに当たり、反発力で飛翔。

雲は遥か下。飛行中、隣にいた飛行機の機長に軽く会釈したところ、

「今どき珍しい感心な若者だ。これ、ちょっと乗っていきなさい」

と言われ、操縦を任された。漢検の勉強で忙しいのに。

操縦法が全く分からないので、

苦し紛れにとりあえず”安寧”と記された黄金のボタンを押す。

ジュヴァーン!! 吉村城がけたたましい音と共に崩壊した。吉村城攻略。

状況を理解する間もなく流れるHappy Birthday to You。

機長が自分の顔の皮をはぎ取り始める。すると、現れたのは吉村さん。

もしやと思い、客室を覗くと、

イチバン、三郎、バイトリーダー、ドブネズミ洋平、隣人、

スミス・J・新村、幽霊、インド象というお馴染みのメンバーが勢揃い。

そして、皆に祝われるドブネズミ洋平。

俺もプレゼントとして彼を客席ごとスカイダイビングさせてあげた。

嫉妬って怖いねぇ。

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