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第10話 絶対に漬物を食べてはいけない24時(後編)

 前回登場した良子さんは、あなたたち読者の勝手な妄想です。

忘れてください。


 音速で飛ぶトマトの真剣白刃取りに成功した俺は、

疲労回復を見込み、低反発レンガの上で仮眠をとった。

しばらくして腹に何か違和感を感じた。一応起きてみる。

すると、何やら遠くから物凄い勢いで迫ってくる物が。

磁石だ。目を凝らすと、些か塩っぽい。漬物だ。

磁石の漬物とはよく考えた。

先ほどの違和感は、吉村さんが俺に磁石を飲み込ませたからか。

どうする、俺。当然逃げる。

万が一の場合に備えて、ある乗り物を用意している。

乗り込むのは、アメリカ製のNk37α型乳母車。誰か押してくれ。

孤独を痛感したので、乳母車の隠し機能をお披露目。

半径5km以内の海の家へテレポート。

かき氷で腹ごしらえ。ついでにビーチバレー。

ご機嫌になったところで、第二の機能を発動する。

途端に、乳母車が空中で変形し、巨大人型ロボットに。

これで磁石を迎え撃つ。

乳母車の先制パンチ。拳ごと貫く磁石。勝負あり。俺の負けだ。

甘んじて漬物を受け入れよう。永遠(とわ)に閉ざされた口が今、開かれる。

が、ここで制限時間のブザーが鳴り響く。

やった、やったぞ。これで今日は二段ベッドの下の方で寝られる。

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