仕事を辞めるべき人間
職場にいる怠惰な方に向けて書きました。が、他の会社にもいるかも知れません。
仕事を辞めていい人間というのは
不和を撒き散らす人間だ
成長を止めた人間だ
口先だけで実績が空の人間だ
それは自分の怠惰な正義に則って
酒に酔いしれたかのように
妄想を吐き出していく
薬にもならない猛毒を
過去から未来へと時は流れていく
なのに、怠惰な正義には
過去で時は止まったまま
過去の未来である現在を見ない
見ようとしないのは驕りゆえに
自分だけに我が儘が許されている
そう信じきった妄言に
誰も耳を貸すだろうか
破綻している未来地図など
信頼すら置けはしない
人の死を願い呟く
人災の災害を正しいように呟く
思い通りにならない現実へと
場違いな不満を抱えて
王になったかのように振る舞うか
貧困の極みに立っていると言うに
叱責を受け入れず繰り返すか
心のかたくなさを見せびらかせて
自分の悦楽を求めながらも叶わぬ望み
夢想の報いは残酷な事実
形だけの悔い改めは仮面のように張り付いた
剥ぎ取ってしまえば
反省の無さが伺い知れよう
現実が牙を剥く
柔らかな怠惰へと
餓えたケダモノのように
依存者が翻る
かたくなな心へと
土器を落とし割るかのように
砕かれてしまった心に支えは得られようか
正しい動機を宿していくなら
支えを得ることはできるだろう
されど、動機を見誤り続けるならば
支えは永遠に失われよう
得ることも損なうことも
結果を刈り取るのは
他ならぬ自分自身
腐敗の果樹が良質の果実をつけることは無いように
良質の果樹が腐敗の果実をつけることは無いように
悪を行なうものが善の評判を得ることは
決してない
いくら望もうが
理を覆すことはできないのと同じ
怠惰な者が良き評判を得ることは
決してないのだ――
《終》
該当された方は、変えるきっかけとしてください。
手遅れになる前に。