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クレキルト① ラムネ


「この薬みたいなのはなに?」


薄い青で爽やかな海のようだ。

邪神官クレキルトと目が合う。

そういえば彼の髪も薄い青をしているので、食べ辛くなった。


「それはエリア:ワコクの菓子です。酸味と甘味が同時に味わえます」


ここヨウコクの隣にあるワコクでジャポナスという種族がヨウコクのラムネイドに影響され作ったものらしい。


「おいしい、口で弾けるのが不思議だわ」


ラムネイドも村ではおめにかかれないし、これは相当値段が張るだろう。


「クレキルトの髪色と似ていて、まるで彼女は君が気に入ったみたいな感じがするよね」

「……失礼します」


リンドワースのからかう言葉を真に受けたのか、クレキルトは動揺して去った。



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