表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
土の126号  作者: はぐれSS
9/61

【続・巧みな匠…】

葉っぱの土はこぼれることなく山道を進んでいく。


ついて行った先は温かく大きな泉…


あっ、飛び込んだ、と言うかころんって転がってうつ伏せに浮かんでいる。苦しくないのかな。


んんっ、ちょっと大きくなったような…いや、僕が両手で包み込める位だ。


うつ伏せのまま転がりこんだ場所まで戻ってくるとそのまま前転しながら出てきた。


薄い唇を突き出しながらぴゅーっと土に水をかけていく、ペシペシしながら…



暫らくするとペシペシした物は塊になって、丸くなって、平たくなって、お皿の形になった。


その周りを横歩きしながらぐるっと回る彼、その背中はとても満足そうに僕には見える。

次の瞬間、


彼はそれを白い煙がもうもう立ち込める泉の上流に投げ飛ばした…たぶん彼が飛ばしたんだと思う。


彼と僕は煙に消えていく平たい物を見送った。




お皿?次の日に彼が頭に載せてきたよ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ