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土の126号  作者: はぐれSS
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【彼の苦手な物…】

たぶん水ではないかと思う。


なぜたぶんかと言えば飲んでるのは見ても浸かっているのを見たことが無いから。



家の周りにある小さな小川で僕は時々水浴びをする。


彼は見ているだけで近づいてこない。


森の中で狩りをしていて泉や小川を越えるときも気がつくと彼は僕の後ろにいて…



その足元は濡れていない。



彼の苦手がわかったとして、僕はどうするだろう…


森の奥の温かく大きな泉に仰向けになって考えている。


もし、彼が水を苦手としているなら間違っても水がかからないように気をつけよう。

そうだ、それがいい。




でも、彼は水が苦手ではないみたい…


なぜかって。


今、隣で僕と同じように空に向かって薄い唇を突き出して浮かんでいるからさ。


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