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土の126号  作者: はぐれSS
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【誰かの手記…】

いくらやっても上手くいかない、何がいけないのか、材料か、手順か…




今日は文献にある陣を重ねてみた、反応値は今までより高く出ている。単体では意味を持たないと言うことか…




成功した。一瞬ではあるが小指ほどの何かが。第1号、今後進展があるごとに今まで以上に詳細に記録を残すとしよう。




98号:人の膝ほどの大きさの陶器のような人型、意思の有無は判断不可能、壁まで歩きぶつかる前に左右どちらかに向きを変える行動をくり返し行う。左右どちらかに向くかの法則性については判断不可能。98号は7日後部屋の隅で砂のような状態で崩れてしまう。

徐々に現存する期間が延び、動きにも複雑化が見られているが陣ひとつひとつの意味は推測の域を出ない、陣の意味を知る手がかりでもあればよいのだが。




陣の重ね方、枚数、限りない組み合わせを試しているが現在解っているのはおそらく命を示すであろう陣が5種類あると思われること。まずはこの5種類について検討をして行こうと思う。




喜びと絶望が同時に私を襲う。重ね方、枚数だけではない、重ねた順番も必要な条件であった。現在の成功例108号までの組み合わせ順を再度調べてみる必要があるようだ。私に残された時間はあとどれくらいあるのだろうか。


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