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土の126号  作者: はぐれSS
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【川遊び】

暑い日は小川に足を浸して過ごすのがいい感じ。


彼は口ギリギリまで小川に浸している。



風がなくなるとちょっと暑い…



そよ風が吹くと、あっ涼しい…




のんびり過ごす、ん。


彼が動き出す。




『んーんー』

両手を上げて小川の上のほうを見ている。


何かの木の実が流れてきて、小川の中から飛び出している石を右へ左へ流れに乗りながら流れてくる。


彼は小さな木の棒を拾って川上に歩いていく。そして川に入り…


『んー』


木に乗った!!そして、くるんと回って沈んだ…


暫らくして、川から上がってくる。


もう一回り大きな木の棒を拾ってまた川上へ歩いていく。


『んー』


また木に乗った!!そして、やっぱりくるっと回って沈んだ。



彼は僕の近くから上ってきた。


川を流れる葉っぱや、木の実を見ているのか、見ていないのか。川のほうを見ている。




僕は少し幅の広い木を拾ってきて、彼に話しかける。


『後ろの足の方に回っていたから、この上に立ったらいいんじゃない』


僕の足をペシペシして、僕の持ってきた木を引きずって川上へ歩いていく。



『んー』


彼は幅の広い面の真ん中に立った…今度は回らない。



『んーんーんー』


彼は川の流れを右へ左へ乗りこなしていく。


そして、楽しそうな彼はどんどん遠ざかって…見えなくなった…




え、心配じゃないかって。




大丈夫、だってほら。なぜか川上から戻ってきたからね。


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