表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
土の126号  作者: はぐれSS
3/61

【ある1日】

今日も家の外に出る。


『今日も平和でありますように、この世に光が満ち、皆が幸せでありますように』

いつもと同じようにしていると、足元に彼がいた。


眼下の森に目もくれず昇る光に向かって「んー」と口を突き出している。


『珍しいね、こんなに早くに来るなんて』



彼は微動だにしない…暫く見ていたが動きそうになかったので朝ごはんの用意を始めた。


彼の5倍ほどの卵を丸い入れ物に入れてぐるぐるかき混ぜる。


鳥の油を鍋に敷いて…塩を入れて、混ぜた卵を流し込む。


気がつくと鍋を見上げている彼…



ふわふわになった卵を取り出す。彼には卵と油を出す為に使った鳥の皮を…


いつの間にか自分用の葉っぱを用意した彼は興味無さそうに立っている。


『どうぞ』


彼は動かない、僕は気にせずに食べ始める。



彼は葉っぱを用意した姿のまま立っていた…葉っぱの上には何も無い。


でもね、食べたのはわかる。その薄い口元がてかっているから…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ