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土の126号  作者: はぐれSS
27/61

【なんにもない】

何にも無い。


今日は何にも無い。


いつものように、森に彼と行った。


食べれる物を探して拾って、家に戻ってきた。


僕はご飯を作る。


彼は広場でぐるぐる歩いたりしてる。


ご飯を彼と食べる。


僕は布団に入って横になる。




夜中にふと目が醒める。


何も無い、何もない、なにもない…


ほっとしている僕がいる。



同じ毎日のくり返し。


それが、心地いい…


忙しい事はない、忙しかった覚えも無い、でも忙しいってことを知っている気がする。


こんな日はあの夢を見ないといいな。




あの赤い夢…


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