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土の126号  作者: はぐれSS
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【強い風が吹いたなら】

温かくなると、強い風が吹く時がある。


いつも朝のお祈りをしている崖の下から強い吹き上げがある。




僕は待っている。


そして時はきた。


ごおぉぉっおぉごごごごぉおぉぉぉ…


「んー」


風の音に混じって小さく聞こえる聞き覚えのある声。


ごおぉぉっおぉごごごごぉおぉぉぉ…


『んー、んー、んー』




一枚の葉っぱの両端を掴んで頭の上で風を受けて崖の下から彼が飛んできた。


『んー』

葉っぱを地面に置きその立ち姿は楽しそうだ。



よし…


布団を持って崖に向かう僕を彼が引っ張って止める。


彼を見て止めることにした。


なぜかって。



右手を振って僕を放さないからね。


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