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土の126号  作者: はぐれSS
19/61

【曲がった道の先に】

道がある。


家の裏手から森とは反対方向に向かって下へ下へと向かう道。




僕は今までその道が気にならなかったんだ。


理由は解らない。



彼もその道の方を向いているところをみたことが無い。


『行ってみよう』

1人呟き道を進んでみる、少し下って振り返る。


彼はこちらに背中を向けてそこに佇んでいる。その背中はなんだか寂しげな雰囲気を漂わせ、その姿は僕の心に残った。




その姿を振り切るように僕はどんどん道を下っていく。



曲がり道の先へ向かう。


いつもと違う景色なのに、なんだかとても懐かしく感じると同時に言葉にならない気持ちが湧き上がる。


息が荒くなる、目の前が暗くなっていく…熱い、熱い…




気がつくと僕は家の前に居た。


広場では彼が足を地面に打ち鳴らして踊っている。


目が合うと、同じ踊りをもう1回踊る彼。



彼は僕を優しくぺしぺしした後、森に戻っていった…


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