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土の126号  作者: はぐれSS
17/61

【回る回る】

いつもの場所から見下ろす景色が赤く染まる。


そろそろあの時期だ。



僕は家の中から籠を取り出して穴が空いてないか転がしてみる。


うん、大丈夫そうだ。


籠を背負い森へ入る。




赤が舞う。


地面の赤を払い、僕は木の実を背中の籠にほいほい入れる。


背中はずんずん重くなる、ずんずんずんずん重くなる。


この重さは彼も手伝ってくれているに違いない。



籠は一杯になった。



振り返るとやっぱりそこには彼がんーっと立っていた。


僕は木の実を回す、それを興味なさげに見つめる彼。


僕はまた木の実を回す。




なんで回すか、そこに木の実があるからじゃなくて…


家に戻って、木の実を置いて。


扉からそっと外を見ると…



彼が逆立ちして回ってる。




楽しそう。


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