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土の126号  作者: はぐれSS
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【模様の意味】

研究は順調と言えるのかもしれない。


ベースとなる命の陣と組み合わせる相性があることも解った、形状の指定はまだ完全に理解できてはいないがグループ分けは進んでいる。



問題は活動期間が1ヵ月前後であるということ。


研究を進めていけばいくほど126号の存在が異質に私の目に映る。


随分と永く動き続け、私の研究と研究結果に寄り添っている。


今日もまた、動かなくなったモノを中庭に埋め、かけた土をポンポンと叩き、その傍らに立っている。




気づいたのはまったくの偶然であった。


いつもならすぐに研究に戻っていくが、なんとなく126号の姿を眺めていた。


中庭を歩き出す、同じようなところを何度も何度も。



そして気づく。


126号が書いている模様は陣だ。しかも複数の陣を連続して書いている様子。


観察を続ける。


時々立ち止まるところで1つの陣が完成しているようだ、急いで記録の為の紙を用意する。




あれから126号が中庭に向かう度に記録用紙を持ってついて行く、毎回ではないが陣を描く姿を観察する。


最終的に重ねられていた陣は30種と解る。



次の段階に進めるとよいのだが…


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