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文学

からみつくイヤホンの謎

作者: 千路文也

 私は何処にでもいる普通のOLです。毎日電車で通勤していますが、早朝出勤しているので地獄の満員電車とは無縁の生活を送っているのです。そんな私が朝の電車で行っているのは音楽鑑賞だったりするのよね。


 好きな歌手の音楽を聞いてメロメロになってから出勤するという幸せ。とてもじゃないけど音楽を聞かない日はその日一日が憂鬱になっちゃう。特に、お寝坊して朝化粧もせずに電車に乗った時は音楽を聞く暇なんてない。ずっと手鏡と睨めっこしてると、なんだか寂しい。遅刻するぐらいのお寝坊はないけど、ちょっと起きる時間が遅い時ってあるよね。


 そんな時以外は常に音楽を聞いてリフレッシュしてるんだけど……最近はこの音楽について疑問を感じ始めたの。と言っても、そんなにたいそうな事じゃないけど。


 イヤホンってあるじゃん? あれってさ、なんでカバンの中に入れておくといつもクチャクチャに丸まってるのかな。それが不思議で不思議で仕方ない。だから最近は音楽を聞きながら、その事ばっかり考えてるし。


 でも考えている内に、ある結論に至っちゃったのよね。それはカバンの中にイヤホンを丸める妖精さんが住んでるってこと!


 だって私何もしていないのに勝手に丸々なんて超ヤバいじゃん。だったら妖精さんが住んでいるとしか考えられないよね。いたずらで必死にイヤホンを丸めてる妖精さんを想像したらもうキューティで抱きしめたくなるって!


 どうやら、この事実に気がついてるのは私だけみたいね。誰も知らないことを自分だけが知ってるのって何だか特した気分で超ハッピーだね。


 さーて今日も楽しくお仕事頑張ろうっと!!




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― 新着の感想 ―
[一言] 妖精さんも丸める程度にとどめてくれればいいのですが、ありえないような絡まり方させる時ありますからね。
2014/10/14 11:13 退会済み
管理
[良い点] ファンシーな短篇。 [一言] 世のOLさんは、ここまで楽天的ではないと思います。
[良い点] この世には色んな妖精ががいるものですね。 まさか私の部屋を汚しているのも妖精のっ……
2014/10/14 00:14 退会済み
管理
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