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計算恋愛  作者: 孤影友誼
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恋愛探し

私には彼氏ができたためしがありません。

小学校から高校まで女子校で、出会い系サイトというものに入れば迷惑メールの大嵐。

ただ今高校1年生真っ只中。

あと2年で受験というのに頭の中には出会い、出会い、恋愛、彼氏……

自分でも恐ろしいほど頭の中は恋愛で満ち溢れています。

さっきも書いたように出会いなんてものは日ごろあるわけもなく、淡々と1日は終わっていきます。

例えば少女マンガだったら学校内でイケメンとぶつかって…とか

公園で一人で泣いていたらイケメン優男が慰めてくれて…だとか

少女漫画を全面否定してしまいますが、そんな夢のようなことあるわけねぇだろ。と思うわけです。

こんなひねくれた考え方に悲しくなります。

あるわけないと思っていても想像は止めれないもので。

学校の登校中、塾の中、ふらりと図書館や本屋によっているというのに出会いはまるでない。

最近は図書館も本を読むところではなくなってきました。

どうしようもない高校1年の冬真っ只中です。

「ゆーうっ」

この声は私の友人、石田智美(いしだともみ)

リア中真っただ中だそうだ。

同じ女子校で通学路も同じで塾まで同じなのにっ。

何で智美だけなのかと何度神様に問いかけたか分かりません。

「なーに?」

返すのもめんどくさくなってしまう。

こんな感じで私に話しかけるときはたいてい彼氏の話である。

どうせ、デートしただのいちゃいちゃしただのそんなことだろう。

「大君がさぁ。誕生日プレゼントにね……」

大君とは智美の彼氏の呼び名である。

やっぱり彼氏の事か。聞きたくもない。

とにかく永遠と相槌を打ち続けた。

「って優聞いてるの?」

「聞いてるって。で、大君がどうしたの?」

「そう、それで大君ったらさ……」

本気でリア中爆破しろ!

ったく何でこうも出会いがないんだろう?

出会いの神様はどこに行ったのやら。

一度彼氏がほしいがために好きでもない幼稚園の時の同級生に告白したがもちろんのこと振られたのである。

別に好きでもないのに告白した自分が悪いのだが。

あの時は自分が馬鹿だったと深く反省している。

振られるとわかっていて告白するなどバカげたことである。

その過ちのせいで自分は振られた回数1になってしまうのである。

そんなことがあってから慎重に選ぼうとするがいい人などいないのである。

漫画でよくあるドキドキだのキュンだの起こったことなどない。

「じゃ私今日はこっち方面だからじゃぁね」

気づけばもう駅までついていた。

私は手を振り急いでドアが閉まりそうな電車に乗り込んだ。

はぁー。今日も出会いなし。

帰り道の電車の中で…と思ったが間違えて今日は女性専用車両に乗ってしまったようだ。

うっかりにもほどがある。やれやれ。

溜息を連発させながら家へ帰った。

「だたいまぁ」

玄関へ一歩踏み入れると私の気持ちなど知る由もない母がいるのである。

「おかえり。テストは?」

テスト…?

あっっっっ!!

今日は実力テストが返される日だったのである。

「え…あ、これ…」

しぶしぶ答案用紙を渡すが母の眉間のしわは深くなるばかりである。

「…優。あんたこんなので大丈夫なの?」

説教モードが始まった。今回はいつも以上のような気が…

私はそんな中うつむくことしかできないのである。

「…幸助(こうすけ)はいつも学年トップなのに」

またである。何かあれば天才弟の幸助と比べる。

弟と比べるなんて…もう慣れたけど。

「もぉいいよ!私には構わないで!」

途中で苛立ちが止まらなくなりついに怒鳴って自分の部屋に駆け込む始末である。

今日もそうだった。

急いで部屋に入り、別途に寝そべった。

何でだろうな。人生に苦痛を感じている。

出会いなんてなくても何でも話せる友人がいればいいのに。

もっと勉強が出来たら…

そう思うと涙があふれて止まらなくなる。

勉強だって好きでできないわけじゃないのに。

点数ばっかり気にする親が気に入らなかった。

確かに自分はどの教科も100点満点で30点とかそれ以下である。

勉強しないといけない事は分かってる。

だからこそ何でも話せる彼氏とかがほしいのである。


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