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俺は女の子になったようです  作者: 甘党
俺は女の子になったようです
7/20

デート!?

例のジジイのせい?で本格的に女の子になった舜。

その影響か、高校入学当時からの親友である祐二の心にも変化が・・・・・・?

 何人もの人が一つのゲーム台の周りに集まっていた。彼らの視線の先には上位ランクの強敵を流れ作業のようにテキパキ倒し続ける少女がいた。何度の高い技を難なく使い、まるで一つの演技であるかのように敵を倒すという常人離れしたパフォーマンスも注目されるものではあるが、何より背格好16・7才の小柄で美形の少女が制服姿でしかもガニ股で座ってプレーをする姿は圧巻であった。

「あれでもう3週目だぜ・・・・・・」

「かわいいカッコしてるんだけどな・・・・・・」

 もちろん店内対戦を吹っ掛ける者などいるはずもなく、彼女の向かい側の席は敬遠され隣の台には行列ができていた。が、たった今挑戦者が現れる。

「す・・・・・・すげぇ」

 その挑戦者は少女と同等、むしろそれ以上のプレーを見せる屈指の強者であった。さらにギャラリーが増える。 そしてフルラウンドを戦い抜いた末・・・・・・

「っべ、負けちゃった・・・・・・」

「おお~」

「ついに倒した!」

 挑戦者にも少女にも大きな拍手が送られる。そして二人は健闘を讃えあうように近づき、

「やっぱり祐二か、かなわねーな」

「後ろがつかえてたからな、ちゃんと譲ってやんなきゃダメだぞ?」

 どっからどう見ても仲良しの会話であり、

「こいつらカップルかよ!」

「とんでもねぇ!」

 カップルの仲である。まぁ不思議と後者のような関係ではないのだが。

 例のジジイに会ってから数日、舜はいろいろと調査をした結果、どうやら最初から女として生まれていた、ということに過去から何からジジイに改変されてしまっていることを知った。祐二の下ネタの頻度もかなり減ったし、女子が苦手な上原は挙動不審気味に話すようになったり、「優しくなった」と親父は泣くし。しかしかなりの矛盾点があり名前を始め、男子は「昔から仲良くしてるはずなんだが、何故いつから仲良くしているのかよくわからない」といった違和感を感じているし。関わりの薄かった女子に至っては「いつからいるんだっけ?最初からいなかったような、でもいたような」と言われる始末である。つまり・・・・・・

 あのジジイのミスがかなり多くある

ということだ。平常心を失った状態でのジジイの天罰だったようなので、正確な変更が行われなかったようだ。本当に厄介なジジイだ。 そして今日はそんな中でのデート・・・・・・ではなくていつもの仲良しメンバーで遊びに来ているのである。

「そろそろ帰るか、上原呼びに行こうぜ」

と祐二が言う。上原はかなりのパチンコ、パチスロ好きで、「ゲームは金の無駄、パチ打った方が金も入るしいい」と言って、普通のゲーセンでもパチを打っている(金にはならないのだが)。

「当たった?」

 舜が聞く、

「さっぱりだ、そろそろ行くか?」

 どうやらこっちも潮時のようだ。ということで外へ出る。もうあたりは真っ暗になっていた。

「じゃぁ俺はここで」

 と言っえ上原はさっさと帰ってしまった。彼だけは家の方向が違うので別れるのが早い。それに迅速帰宅主義者でもあるため帰宅は早い。そのため祐二と二人で帰る舜。

「じゃ、うちらもここで」

 駅の駐輪場近くになったのでそろそろ別れねばならない。が、祐二が

「送ってってやるよ」

 意外な一言を言ってきた。同じくめんどくさがりのはずなのだが。

「いいよ、1人でも大丈夫」

 と、舜が言うが、

「なんかよくわからんが、お前も女だろ? その・・・・・・危険だからさ」

 舜はドキッ、っとした。不意に祐二の優しさを感じ戸惑ったが、心配されていると感じてとても嬉しかった。と、同時にとても恥ずかしいというか何とも言えない気持ちになったが、

「わかった、じゃぁお願い」

 二人は改札を通り、電車に乗った。


 カタン・・・・・・カタン

夜の街を走る電車。祐二と舜は隣り合わせで座っている。

「・・・・・・(ゴクリ)」

 祐二の顔はとてもこわばっていた。なぜかと言うと・・・・・・その原因はやはり隣にある。

「すー・・・・・・」

 疲れているのだろう。今日はよくわからないがカラオケでヤケになって歌っていたし、格ゲーは何戦やってたかわからないし・・・・・・ かなり体力を使ったはずだ、で寝てしまったわけであるが。

「こんなに可愛かったんだな・・・・・・」

 今まで気付かなかったこと、意外な事実。記憶では入学当初から付き合いがあって、気が合って一緒にると楽しくて、なぜまだ、ただの友達の関係なのか、そもそもなぜここまで仲良くなったのか思い出せない。記憶が飛んでしまっているようだった。クラスの野郎どもに野次られるのも最近からだったはずなのだが・・・・・・ もう一度舜に目をやる。よく考えればなかなか好みの顔立ちの少女が無防備に自分の肩によりかかっている。いつの間にか手を握られている。胸こそないが、体系はかなりエ○いよく俺は手を出さなかったものだ、と祐二は思う。

「や、やべぇ・・・・・・」

 心臓の音がバクバク聞こえる。数日前までは何ともなかった(はず)なんだが・・・・・・

「この・・・・・・じじー・・・・・・」

「どんな夢見てんだよ・・・・・・」

 と思いつつも頬が緩む。そしてこのまま・・・・・・・と思ってしまう。ただの友達のはずなのだが。

「次は、波川、波川」

 舜が降りる駅だ、起こさなくてはいけない。

「おい、起きろ。着いたぞ」

「・・・・・・んっ・・・・・・」

 体を起こしてやる。そして舜は気づいたのか、

「ちょっ!?なんで手握ってんの?」

「さぁな、お前が握ってきたからなんだが」

 答える祐二、図星を食らったのだろうか彼女は慌てて、

「誰がおまえなんか・・・・・・むぅ」

 ふくれている。

や、やばいって

なんとか抑え込む祐二。そうこうしてる間に電車が止まる。電車を降りて、

「あ、じゃぁ祐二、また明日」

「おう、またなお疲れさん」

 いつも通りの別れの挨拶だった。祐二は再び切符を買い、上り線のホームへ降りる。

「なんなんだかな」

 もの寂しさを感じながら祐二は帰ったのであった。

 



 

どうも、作者こと甘党です。毎度ありがとうございます。

さて・・・・・・

ついに我が静岡県でも強い地震が・・・・・・

ど、どうしたものか・・・・・・ガクブルガクブル

毎晩緊急地震速報のブザーに怯えながら寝ております。あれはほんとビビるんだよ。うん。一人の部屋でとか特に・・・・・・

で、物語のことについてですが、

もう少し舜とほかのキャラのセリフの区別をしたいかなと

そんなところであります。あと、

方言とか入ってませんかね?wwww

意味等質問あったらお答えしますよー

ではまたノシ

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