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俺は女の子になったようです  作者: 甘党
俺は女の子になったようです
6/20

天罰!

異様な雰囲気の老人に出会った舜。この人物が舜を女の子に変えたというのだが・・・・・・

そして、この老人を怒らせてしまった舜は天罰?を受け・・・・・・

「萌えるからよっ」

俺、つまり舜を女にしたと言うジジイはこういった。

「・・・・・・・・・・・・」

「無気力、おおざっぱ、めんどくさがり屋な性格、でもやる時はやれるっていう本番の強さ、そしてなによりこの世に二つとない天性のツンデレ・・・・・・これで女の子だったらッ ワタシのストライクゾーンど真ん中ッ!」

 へなへなと倒れこんで語るジジイ。

「あの・・・・・・あなた誰ですか?」

 とりあえず丁寧ね聞いてみる。

「おっと失礼、ワタシはそうねぇ・・・・・・萌えの神様、といったところかしら」

「聞いたことないんですけど」

「無理もないわ、何せ正式なものではないのよ。話せば長くなるけど・・・・・・」

 長々と話をするジジイ。要約すると、最近巷で『萌え』が流行っていて、後に神様となる予定だったこのジジイは「萌えにも神様が必要だ」と半ば自分の都合で萌えの神を名乗っている、ということだ。今申請をしていて、承認待ちだそうだ。

「つか、あんたの都合じゃなすか!」

「そうよ、文句ある?」

「あんた男だろ!」

「そうくるなら”萌えに国境も性別も分類群も関係ない”と答えるわ」

 だんだん頭にきた舜。

「何が萌えの神様だただの自称じゃねーか」

「うるさいわねぇ。承認待ちなのよッ!そろそろキレるわよ!」

「うっせー、このモーロク爺ィ!」

「暴言を吐く性格はいただけないわねェェェェェェェェッ!もう怒ったわ!お仕置きよ!」

 と言うと萌えの神様はそれらしく杖(幼児向けアニメに出てきそうな)を取り出し上げられた杖から星型の何かが飛んできて・・・・・・

「うわーっ」


「ひぃっ」

 舜は飛び起きた。朝の7時近くだった。

「なんだ、夢か」

 よくある夢オチっていうやつだ。

「起きるか・・・・・・」

 階段を降りる。リビングに入ろうとすると隣の部屋で親父が寝込んでいるのが見えた。

「どうしたんだ親父」

「し、舜・・・・・・ううう、ううううう」

 なぜか親父が急に泣き始めた。

「もしかしてクビになった!?」

「違うよ。インフルエンザよ」

 と母さん。

「泣くなよ、クビにはならないと思うからさ」

「くっ・・・・・・ズビッ」

「あんたが数か月振りに話しかけたりするからお父さん泣いてよろこんでんのよ」

「ああ、昔はお風呂も一緒に入ってくれたし、パパと結婚するとか言ってたし」

 うーん、何かがおかしいな。

 にしても早く学校へ行かなければならないので、さっさと食事を済ませ家を出る。


「ういーす」

「おーっす」

 いつも通り祐二との朝の挨拶、そして今週末は休みなので

「日曜日さぁ、カラオケとゲーセンいこうよ」

「おう、いいぜ」

難なく交渉成立、とそこに

「へいへーい、お熱いねぇお二人さん!」

「その次は休憩だろ?」

聞いたことのない冷やかし、まぁ俺は女の子だからなぁ

「うるせーわ、そんなんじゃねーから」

 と祐二がやや焦りながら言う。珍しい。

「どうしたんだよ、なんたってことないでしょうが」

「いやいや、これからは人前では約束しないようにって話じゃなかったのか?上原にも」

「気にすんなって」

「おい、お前は一応女の子なんだぜ?」

「そうだけど元は男やでー」

 とサイドチェストをやってみせる。

「おい、熱でもあんのか?お前は最初っから女子だよ」

「おい、数日前のことをもう忘れたのか、俺はなぁ女の子になったんだよ」

「大丈夫か?確かに男っぽい性格ではあるが・・・・・・」

 話がかみ合っていない、そこに祐二が携帯で撮った写真を出し、

「ほら、5月の文化祭の写真、数日前どこじゃねーよ」

 確かに女子の姿の舜がいた。5月はまだ男だったはずなのに・・・・・・

「え、まて こんなはずはない」

チャイムが鳴り席に着く。何かがおかしい

 朝からおかしいと思っていたが、これはもしかして・・・・・・

 そんなことを考えながら1日を過ごした。勘が正しければあのジジイの仕業に違いなかった。夢の中で会えると思ったので、授業中に居眠りしたが、怒られただけだった。


 帰宅後、

食事、風呂等足早に済ませ寝ることにした。

「くっそーあのジジイめ、何しやがったんだ」

先ほどアルバムなどを確認してみると、自分のところはすべて女の子に変わっていた。生まれた時から女だった、とすれば今日の奇妙な出来事のつじつまはすべて合うことになる。しかし、名前や友人関係などかなり矛盾してしまうところもあるが。

・・・・・・・・・・・

「あらまぁ、何のようかしら」

 ジジイだ。

「おいジジイ、何したんだよ」

「何って、あなたを完全な女の子にしてあげただけよ?」

 あたりまえの事のようにいうジジイ。

「ほんとは徐々にと思っていたけど、頭に来たからやっちゃったのよ」

ったく、このジジイってやつは。

「諦めなさい、どうにもならないんだから。はい、ばいばい」


「んはっ」

 夢が覚めた、朝になっていた。

「やれやれ、とりあえず現状を把握しなきゃ・・・・・・めんどくせー・・・・・・」

舜は重いため息をついてベッドから降りた。

 

どうも作者こと甘党です。

まずは・・・・・・

地震の被災者の皆様には心からお見舞い申し上げます。

私も何か協力できることを、ということで明日にも募金をする予定です。

一日でも早く復興することを祈っております。


さて、私は大地震が心配される地域に住んでいることもあってか、とても他人事ではありません・・・・・・明日は我が身 のとおり明日自分が何事もなく暮らせるわけではないんですよね・・・・・・・

と、荷物をまとめ始めた作者であります。


で、物語のこと。

なんかインフラの整備に手こずっているようです。

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