Vol.022【静かなる警鐘】
2017年3月25日
ケンジ「もしもし?漓久!今何してんの?」
漓久「ん?うん……別に」
ケンジ「今から飯食いに行かね?」
漓久「気分がのらねぇんだ……」
ケンジ「お前さ!いつまでもテンション下がりすぎよ?もっとアゲてけ!」
漓久「つかケンジ……俺が今どんな状態か知ってんだろ?そんなテンションになれねーし……」
ケンジ「分かるけどよ、もう忘れなって!リアカノでも出来りゃ忘れるって!」
漓久「そんなんじゃねー……好きとか嫌いとか……そんなんじゃねー……」
漓久「知りたかったんだよ……どんな人か……」
漓久「ずっと心に引っかかってて」
ケンジ「まぁな……あんな事されりゃ男としてはたまったもんじゃねーよな」
漓久「ごめんケンジ……今日遠慮しとくわ……悪ぃ」
ケンジ「まぁいいさ!また誘うわ!じゃあな!」
あの日から、どうしようもなく精神的に参ってる……
見た事も会ったこともない人に
どうしてこんな気持ちになるんだろう……
好奇心?
だけってもんじゃねえな……
……ったく!!
男って馬鹿だわ……
ケンジとの通話を終え、暫くするとまたしても着信音が鳴り響いた。
また電話?……
漓久「もしもし」
沙羅「おい!漓久!さっきケンジから聞いたよ!」
漓久「なんなんだよ、お前……うぜぇし!」
沙羅「その言い方!いい加減やめろ!」
漓久「あ?なんだ?」
沙羅「とにかく一度出てきてよね!」
漓久「俺に構うな!みつきに言え!」
沙羅「みつきね、相変わらずあの男と会ってるよ!」
漓久「え?よく続くな……みつきも!」
沙羅「未だにただの知り合い!って言い張ってるけどね!」
漓久「みつきも色々あんだよ!ほっとけ!」
漓久「相手は見た目は悪りぃけど、そんな奴じゃないだろうし。見る限り至ってシンプルな何かの打ち合わせって感じだよな?」
沙羅「シンプルな打ち合わせって何よ!?」
漓久「そんなの俺が知るかよ!みつきが何でもないって言ってんだからそれでいいだろ!」
沙羅「まぁ…それもそうだけどね。ねね!じゃ私達がデートしようか(笑)」
漓久「はー?ざけんな!お前、男いんだろ?」
沙羅「えーーーー??居ないし!!」
漓久「お前も最近誰かと会ってるじゃん!」
沙羅「見たの?」
漓久「ああ!……あれ?何か見ちゃいけないもの見ちゃった感じ?俺」
沙羅「ご、誤解しないでね?あはは……なんでもないからね」
漓久「なになに!焦った感じ出しちゃって……まぁ?俺には関係ねぇし!!」
沙羅「ケンジにも言わないでよね!うるさいから!」
電話の奥で沙羅は何故か焦っているように思えた。
漓久「わかったよ!そんなムキになる事かよ!」
沙羅「言ったら許さないからね!」
漓久「はいはい!」
沙羅「じゃあね、漓久!もう電話切るわ」
漓久「お前……何しに電話かけてきたんだよ……」
漓久の携帯の着信音が再び鳴り響く……
ネバーランドに新着メッセージがあります
またみぃちんと零ちんのバトルかよ……
な!………何……???
新着情報
▶SoRa ちょっと前
日記にコメントをつけました
▶SoRa ちょっと前
★を送りました
SoRa………から……
こんなにも待ったのに
一つのコメントから
時間が一気にワープする……
待ち続けた時間はなんだったんだ?
って思えるくらい!
SoRaは気まぐれに消え
そして
気まぐれに現れる
どんな理由があれ
一言欲しかった……
それが例え
「サヨナラ」
って言う言葉でも……
でも本当は
理由なんてどうでもいい!!
嘘ついても良かった!!
そんな言葉の一つもくれなきゃ
ここまで苦しまない……
SoRaのコメントを開けるのが怖い……
めっちゃ怖い……
でも
確信もあった
だって
★をくれたから……
4月になれば
SoRa……
君に会えるのか?……
教えてくれよ!




