1章 1一3 旅の途中で
村を出て、1週間が経った。
私のいたサザリス村はヒュラリア王国の北側にある小さな村で、ディルナイル帝国からは遠く離れた所にあった。正直な所とても遠いし、道のりは険しいものだった。1週間、たかが1週間で正直挫折するかと思った…ほど道のりは険しいかったし、他の町や村もまだ見つかっていない。
「今日はここで野宿しようかな…」
私、ディルナイル帝国につけるかな………。ちょっと、心配になってきた。
今日も今日とて野宿をする、野宿の場所は日が落ちる前に決めておくのがいいんだよね、お父さんもよく言ってたなー。
よし今日はイノシシを捕まえたからそのお肉を使っちゃおうー!
血抜きもしいたイノシシ、そろそろいい感じかなー!イノシシ肉を半分にカットして3分の2はは干し肉、残りはは今日のご飯にする。
干し肉作りから始めようかな、まずはお肉を好きな大きさに切ってから、お肉全体に塩を揉みながらハーブも一緒に揉んだら、風通りが良い場所に干しておくといいがそれでは時間が掛かる為私流は風魔法を使って乾かすのがおすすめ!
お次に今日のご飯のイノシシの甘辛炒めを作ろう!
お肉を細めに切り、フライパンを用意してからお肉を焼く、焼いてる間にタレを作る自家製醤油とみりん、砂糖、お酒を一対一で混ぜ合わせてたから完ぺき!焼いているお肉の中にタレを流し、軽く炒める、そうすればシシタロス肉の甘辛炒めの完成!
いい匂いにの誰が垂れそうなのを我慢する。
「それでは、頂きます!」
一口パクリと食べるとそれはもう美味しいしか出てこない!!ここにお米さえあればもう完ぺきなんだけれど、お米はヒュラリア王国の北西側ででしか取れなく、とてもじゃないけど簡単に行ける場所ではない、残念だなー。
「お腹いっぱい、ご馳走様でした」
日が沈みかけてきた頃には干し肉も完成していた。
馬さん改めてハリウッドの餌も忘れずに食べさせて、一息ついた時、魔力感知に何かが引っかかった。
「この魔力的にボブゴブリンくらいかな?けれどどうして今の時間帯?群れからはぐれたかもしくは」
冒険者に討伐中に逃げ出してきたか…。どちらにしろこちらに向かって来たと言うことは迎え打たないといけない。
雑木林が揺れる、こちらに気づいたようだ。揺れが収まった次の瞬間、ボブゴブリンが私に遅いかかってきた。
私の事はどうやらただの小娘にしか見えていないようで、舐めいる。だが、たかがゴブリン一体負けるほど私もヤワじゃない。
襲いかかってきたホブゴブリンを一撃で首を仕留めた。ドサッとゴブリンの首の落ちる音がその場に響く。剣に着いている血をサッと払い除けて、鞘にしまった。
「ふぅー、まだまだ訓練しないと」
一息つき、ボブゴブリンを見下ろす。
「魔力感知ももう少し広められるように訓練しよう…けれどホブゴブリンくらいなら一撃で仕留められると」
まぁ、ホブゴブリンはE級ほど出し、まだまだ竜騎士になるにはもっと剣術を磨かないとね。
「ん?また魔力感知に引っかかた…これは、人だね」
臆測だか、こちらに逃げてきたホブゴブリンを討伐していた人達かな?人数はざっと10人くらいか。
「本当にこっちに言ったんだな?」
「はい!逃げ出しホブゴブリンは確かにこちらに逃げたはずですって…え?!」
男の人達と目があった、多分この人達がこのホブゴブリンを討伐していた人達なのだろう、格好からして冒険者かな?
「あんたもしかしてこのホブゴブリンを倒したのか?」
先頭に立っているイカついスキンヘッドの男性が私に話しかけてきた。
「はい、そうですけど」
徐々に近づいてくるイカつい男性、私の足元のホブゴブリンを見るなり、褒めてきた
「ほう、これまた綺麗な断面だな。やるじゃなねーかよ、嬢ちゃん」
「ありがとうございます?」
バシバシと背中を叩きながら褒めてきたがこれは褒められてるでいいのかな? 気のいいおじ様だなー。
「おーい、ホンゴウ!逃したホブゴブリンはどうなった?」
雑木林からたま人が出てきた。
赤色の髪で金色の目の好青年がやってきた。
「ホンゴウなにしてるの?女の子につかっかかってる場合じゃないよ、ホブゴブリンはどうした」
「おう、この嬢ちゃんが一撃で仕留めたんだぜ」
「この人が?」
じっとこを見てくる好青年、これが普通の女の子なら頬を赤らめているが、私は違う。精神的にはこの人たちよりも年上だしと思うってしまう。
しかしこの好青年この集団の中で強い、1度手合わせしてみたいな。
「はい、私が倒しました」
「ホブゴブリンを一撃ね、いい腕してるねキミ」
「ありがとうございます…」
イケメンに褒められるはちょっと恥ずかしいかも…。
その後はこの好青年の方アランさん達の所で宴に混ぜてもらっていた。
「へぇー嬢ちゃんヒュラリアの北部寄りから来たのか」
「はい、父と母の故郷に行こうと思って来たんです」
「1週間でここまでくるとはやるじゃねーか」
「凄いね、ディアルナちゃん」
「あはは、それ程でもないですよ」
この人達は“鳳凰の風”のパーティのリーダーの人族の剣士アランさんに副リーダーの人族の格闘家のホンゴウさん
「いや、女で一人でここまで来るのは凄いぞ」
「あぁ、この辺りは魔物がうろついているし、何より道が険しい。そんな道を人で来るなんて本当に凄いよ」
前言撤回、褒めれるのはやっぱり誰でも恥ずかしいかも。
「皆さんは冒険者の集まりですか?」
「あぁ、“鳳凰の風”と言う名前パーティを組んでいるのだか、ディアルナちゃん知ってた?」
……………知らないですね、なんか有名ぽそっな名前だな、これは知らないと不味かったのかな。
「やっぱり知らないか、嬢ちゃんは」
「すみません、世間知らずで……」
「責めちゃいねーよ、何となく知らなそうだとは思っていたがな」
「あ、はは……」
ガハハと笑いながら私の背中をバシバシと叩くホンゴウさん、こういう人村にもいたなー懐かしー。
「そろそろ宴もお開きだ、片付けるぞ」
「私もお手伝いしいますね」
流石にここまで飲み食いさせて貰ったのに私だけ片付けに参加しないは失礼だよね。
「そうだ、ディアルナちゃんが良ければ僕たちと一緒にディルナイル帝国まで行かないかい?」
それは思ってもないありがたい提案だった、一人で旅するのはちょっと心許ない感じがあったか。
「いいのですか…?」
「あぁ、女の子一人だと辛いだろ?僕達のギルドは女性も多いし」
「いいんですか…?」
「あぁ、逃したホブゴブリンを倒してくれた代わりだよ」
本当にいいのか…?でもこんなチャンスないし、なら甘えさせてもらおうかな。
「はい!よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げた。
「いいって頭を下げなくても」
こうして私は“鳳凰の風”のアランさん達と共にエルフのディルナイル帝国に向かうこととなった。




