『精霊国の魔法・魔術』説明書
※読み飛ばし可※
※物語の進行に合わせて順次更新します※
魔力:生まれながら誰もが持っている体内に宿る気。質・量は個人差が大きい。鍛錬で向上する。
魔法:魔力を体外に出力し、形にしたもの。属性を付与すると火の玉や水の矢を作ることが可能。
魔術:魔法に術式を付与したもの。人為的に生成された複雑な魔法。
《魔法属性》
光:「神の加護」 神(人)由来。治癒系・防御系が主だが、長い歴史の中で戦闘魔法も開発されてきた。基本的に魔族の捕食を逃れるための魔法で、結界術、治癒術など守りの魔術が多い。
闇:古代に魔族が残した魔法体系。基本的に「人(獲物)を捕縛」するための魔法だったので、攻撃系が多い。精神操作や記憶消去、緊縛系、幻術の基礎は闇魔法。
火・水・風・土:自然由来。戦闘特化型が多いが、生活に根付いた魔術も多い。魔術を使った商売人のほとんどは自然属性。精霊国の魔術師の八割が自然属性。各属性を系統別に鍛えることが多い。
二つ以上の属性に適性が現れることが多い。
適性が多いほうが有能とされ単一適応者は能力が低いと評価される。
魔力量が多いほど適性が多いので、鍛えた結果、後天的に適性が増えることもある。
光と闇に関しては血筋や天性が大きく関与するので、後天的適応者はまずいない。
イレギュラーケースとして、魔族の体の一部を摂取(血を飲むとか)したり魔石の使用により闇属性が開花する場合がある。開化、というより闇魔法が体に刻まれるイメージ。
魔法が使えるだけの魔力を有する者は、手のひらに属性が表示される。
《魔道具》
装飾品は魔力量を増幅するので、古来より魔術師が好んで身に着けた。
魔法や魔術を付与して、特定の効果を発揮させるために使用する場合もある。
アクセサリーや杖、ローブ(衣類)など、様々。
《魔石》
魔力を内包した石。精霊国に結界がなく、魔国と繋がっていた頃に魔族により持ち込まれた古代の遺物。結界が存在する現在の精霊国には希少なもの。
魔国由来の石なので、闇魔術師が使うことが多い。魔力を補助したり吸収したりできる。体内に取り込むと、個人の資質に合わせて石も人間も変化する。魔力量が少ないと魔石に飲まれ魔獣化し、人の理性が失われる。
《結晶石》
精霊国にある魔術に使用する石の総称。水晶や金剛石など様々。魔道具と合わせて使用することが多い。精霊国の結晶石が強い瘴気を浴びると魔石になる。逆に魔石が浄化されると結晶石になる。
《魔法使いの杖》
杖がなくても、魔法・魔術は使えるが、より複雑な術式を展開したいときなどに使用する。魔力量の一時的な増幅・増強もできるが負荷が大きい。
自身の魔力量に応じた長さの杖を使うのがベター。魔力量が多いほど杖は小さくて済むが、用途に合わせて大きさは変えるべき。
《陣・詠唱》
魔法陣:魔法や魔力の増強に使用。召喚魔法は必須。
詠唱・呪文:上記同様。術名も使い方によっては詠唱や呪文と同様の扱いになる。
《髪の色》
光属性ほど明るく(金髪)、闇属性ほど暗く(黒髪)なる。
自然属性は茶系が多い。
髪には魔力が宿るので、伸ばす魔術師も多い。
《『呪い』について》
千年以上前に闇魔術師によって生成された闇魔術。精神操作と魔力封印を併せた魔術。基本は黒いボールのような形をしているが、武器に付与したり食事に混ぜたりと形態を変えられる。
基本になる魔術の型が今でも存在し、内部の核をコピーすることで新たな術式を付与した新しい『呪い』を作り出すことができる。
コピー(生成)できるのは闇魔術師のみ。生成した術師本人なら呪いの解除が可能。ただし、本人すら解除不可という強い縛りを付けることで、より強力な魔術を付与できる。生成した魔術師が死んでしまうと解除不可。中和術以外では消せない。




