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橙共感覚

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

かなり切り込んだ名付けです。

梅香の君は、そりゃもう言うまでもなく切り込んでますが、この方は大丈夫でしょうか( '-' )


時代の匂いと雰囲気では、明治、大正が好きです。

「東雲って、私の中ではどう足掻いても紫なんです。だから雰囲気が紫なお友達に、『東雲』という呼び名を付けて呼んでいました」

彼女は僕を膝の上に乗せて、足をブラつかせながらそんな事を話し始めた。瞳は相変わらずぼんやりとしていて、こころ此処に在らずといった様子。けれども心を覗いて見ると、彼女なりに懸命に頭を回して、何かを考えているのが伺える。

「共感覚って奴?」

何かを見た時に、全く無関係な情報が脳内で結び付くあの現象。人口の数%が持つという認知特性。常に常人とはかけ離れた思考回路をしているこの子が持っていても、特段驚く事ではない。

しかし彼女は黙って首を横に振った。

「そんな大層なものでは御座いませんよ。ただ、私の中での括りがそうだと言うだけ。フランスとイタリアをよく間違えるのと同じ事です」

どうやら彼女の共感覚は、色だけに留まらず、様々なものに派生していくらしい。それからじっと僕の方を見て、物静かに笑った。

「私、灯りの中では橙が一番好きなのです。白だと眩く、黄色だと目映い。白よりはマシですがね。だからアイスが蕩けたような色を放つ橙の灯りが好きです。落ちかけた斜陽の色が好きです」

彼女はそう言いながら、僕の体をぎゅっと抱き締めてきた。

彼女と比べて余りにも小さいこの体躯。人としての生は終えて、新たな生を受けたこの体。まだ成ってから短いせいか、傍から見れば完全な童の姿だった。

「大正は藍色で、明治は橙です。だから私は明治が好きです。そして貴方様も好きです」

顔を上げると、にこにこの笑顔を浮かべていた。僕の頭を優しく撫でてくる。何となく子供扱いされている様で、思わず真顔になった。これでも君より遥かに年上だよ。

それでも。僕からして見たら可愛い国民に他ならない。

「そう。そうして決めたんだね」

「はい」

僕の名前を。


オマケ 初対面時

初めてお会いした時、その小さな体躯に驚かされた。とっても小さい。齢十二歳くらい。不敬を百も承知で申し上げると、めっちゃ可愛い。

どうやらその事を読み取ったらしい貴方様は、ニヒルな笑顔を一つ浮かべて、此方を見返して来た。

「君、人を見掛けで判断するタイプ?」

「あっ……」

「見掛け通りの人もいるけれど、見た目通りじゃない人も沢山いる。寝首、かかれないようにね?」

最近のモデルとなった神様への扱いが、これで良いのか……( '-' ) と自問自答する毎日です。


皆様的にどうでしょうか?

もっと敬意が必要な気がします。

気が付かぬうちに緩んでいる気がする( '-' )


此処で登場した神様、最近の短編をお読みの方はピンと来るはず。


前の短編読み返すとか、大変な事してないよね!?

特定とか大変な事、皆様してないよね!?

じゃあ、名前を超えた先にある御本人像は固定されないよね!!

この仮名の神様は、こんな方なんだー とか思われてないよね!!

大丈夫だよね!! 勝手な作者のイメージだよ!!


※ド底辺作家なので、思い切り開き直れます\( ᐛ )/


という暴論の元、書いてます。

今回はかなり切り込んだので、感の良い方は分かりそうな。


何故かこの方の話を書く時は、膝上に乗ってるイメージです。

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