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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第2章
98/440

カウンター 6


 二人きりになり、トラの挙動が突如おかしくなってくる。


「な、何だよ。何しに来たんだっつーの。練習で忙しーんだけど」


「は? 練習はもう終わったのではなくて? 貴方どんな状況認識力なの?」


「ハイハイハイ。そんで? 何の用?」


 トラが心の底から面倒臭そうに吐き捨てる。


「お礼を言いに来たのだけれど」


「はあ?」


「あの時のお礼。私あの時動転していて、貴方にちゃんとお礼を言っていなかったの。だからちゃんとお礼が言いたくて」




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