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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第1章
49/440

AMF 5


「それより、驚いたよ。お前街クラブでずっとやってたろ? それともJクラブか?」


「Jも街クラブもみんな落ちたわ、素行不良で」


 口を尖らせてトラが拗ねる。


「そっか。何だお前、小学生の頃からワルだったのか?」


「知らねーよ。みんなあっちから仕掛けてくんだもん。」


 とふて腐れる様に吐き出す。


「ホントは、行きたかったよ、Jクラブに……」


 健太はトラの赤い髪の毛をワシャワシャしながら、


「これからでも遅くないだろ? 大会で活躍して認めて貰えばよいだろうに」


「だーかーらー。その大会にも出れるかどーか。っつーのはさ、今度の大会って、顧問だけじゃダメなんだわ」


「へ? 何が?」


「大会出場。審判やれるコーチか保護者がいないと、出場できねーんだってさ」



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