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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第6章
387/440

デュエル 4


「タクさんがさ。久しぶりにこないだケンタさんと会ったじゃん。言ってたよ、ケンタさんの目はあの頃のままだって。玉電サッカー部をJ昇格に導いた、あの頃の目のまんまだったって」



 健太はソファーに深く座り直し、


「ちょっと… 考えさせてくれ…」


「なる早で。来年のスタッフ予定、上に提出しなきゃだから」



 栂は立ち上がって、


「俺も、見てみたいよ。あの頃の永野健太の、クールで熱い指導をさ」


 そう言ってウインクしてみせる。



 俺が、プロの卵たちの、コーチ。


 夢想だにしたことのない申し出に、ただただ戸惑うばかりの健太なのである。



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