328/440
ハンド 3
「小谷。お前今日何しに来たの?」
「それは… 強豪と試合しておくことで…」
「強豪? そんなもんじゃないよ。彼らは。木崎、お前は? 何しに来た?」
「えっと… それは…」
「サワ。お前は?」
「やっぱ、打たれ慣れておくというか…」
「ハーー。ダメだ、そんなんじゃ。ここに来た意味ねえ。トラ。教えてやれ。お前、今日何しに来た?」
トラは既に虎の目を光り輝かせながら、
「勝ちに来たに、決まってんだろーが!」
平谷を除く全員が目を見開き、
「それは… 流石にトラ…」
「いやいやいや。いくらトラくんがいてもさ、それは…」
と首を振りながら弱気を口にする。




