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ミドルシュート 4
トラは両手をキツく握り締める。その手をあかねはそっと包み込む。
「そんでさあ、ひっく」
しゃくり上げながらキョンは
「もっと上の大会、出たいよ、みんなで… このメンバーで…」
絞り出すように健太に訴えかける。
健太は深く頷きながら、キョンの両肩に手を乗せる。
「オレも同じだよキョンちゃん。来週、慶王に勝ちたい。いや、絶対、勝つ。」
キョンは少し頬を赧め、健太を見上げ、
「それ、それって、どーすれば…」
「いいかい。今から言うことを忘れるな。まず明日。生徒達だけでミーティングを開くんだ」
キョンは慌ててバッグから手帳を取り出し、メモを取り始める。
「そして、……」
声を潜め真剣に健太はキョンに指示を与える。
トラはあかねの手を握り、その場をそっと離れる。




