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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第4章
232/440

アーリークロス 1


 ハッキリ言って、昨日の試合は緊張し過ぎていて、何が何だかわからないまま、試合終了のホイッスルを聞いていた。試合結果ももえに聞いて初めて知った程だった。


 サッカーに関して全く素人の一美は、メンバーが二人も少ない蒲田南中が勝つなんて到底思えなかった。だが蓋を開けてみれば、あの川崎フロンティアのイケメンGM曰く、


「圧勝でしたね」


だったそうなのだ。



 今日こそは、しっかりと試合を見届けよう。そう心に誓って一美は家を出る。今日のグランドは千代田区立番町中が用意した小石川運動場という所である。


 何でもJ R飯田橋駅からすぐで、人工芝の敷かれた素晴らしいグランドらしい。永野さんも


「へえ懐かしい。高校生の頃よくあそこで試合したんだよ」


 と言っていた。



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