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オーバーラップ 5
『で。初戦はいつ?何処?』
『グループライン見ろ』
『そうします。おやすみなさい(絵文字)』(スタンプ)
ハーーー。
面倒くせー。
スマホを放り投げながら寅はベッドに身を投げ出す。これまでに寅は女子と付き合った事は無い。好きな女子はちょくちょく出来たが、告ったこともなく。
好きでも無い女子から告られるのはしょっちゅうだが、相手にした事はない。そんな訳で彼女を持った事のないどころか、女子とこれ程緊密なやりとりをしたことも、トラにはなかった。
放り投げたスマホを拾い上げ、さっきのやり取りを読み返す。
ハーー、面倒くせー。
でも。
悪くねえ。
あかねの容姿を脳裏に思い浮かべ、ゴクリと唾を飲み込む寅であった。




