表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/119

第5話 旅立ち



 五年の月日が経ち、俺は10歳になった。


 魔力の増強や基礎体力の向上だけでなく色々なことを行った。これだけやれば同年代には負けないだろう。


 今日は王都の学校へ入学するための試験を受けるため、領地を出るのだ。俺は父さんが呼んでくれた馬車に乗り込む。


「リース、頑張ってこいよ」


「うん!それじゃあ行ってきます」


 家族全員で見送ってくれる。そうというのも試験に合格したら、学校は全寮制なのでここにはしばらく帰ってこないからだ。


「出発しますね」


 馬車が動き出す。こうして俺は発展のための一歩を踏み出すのだった。



 王都には特に何事もなく着いた。

 道中、魔物が何体か出てきたが御者に気づかれる前に倒して、素材は収納魔法にしまっておいた。索敵魔法も使ってなかったようだし、知らないだろう。


 試験は明日なので、今日はひとまず王都を散歩するつもりだ。どこに何があるかは知っといた方がいいしな。


 そう思って歩いてると、武器屋を見つけた。剣は自分のものを持っているのだが、一回見てみることにした。


 店に入って俺は驚いた。武器の質が悪すぎるのだ。これなら今の俺が即席で作ったものの方がまだマシなものになるぞ。一応鍛治の知識はあるからな。


 この時代の鍛冶屋の質も分かったところで店を出た。


(これは色々変える必要がありそうだな)


 そんなことを考えながら、宿に入って部屋を取る。

 宿には俺と同じく、試験を受けるであろう人でごった返していた。


(多いな...)


 おそらく試験を受ける人はこれだけではないだろうから、少なくとも200人くらいはいるだろう。


 俺は明日のために夕食を食べたらすぐ寝ることにした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ