表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/119

第28話 犯罪組織サトゥルヌス



「サトゥルヌスってそんなに有名なんですか?」


「ああ、少し前にこの国にその名を轟かせた犯罪集団だ。奴らは盗み、殺し、犯罪なら何でもやる」


「奴らが一日に大規模な犯罪を何度も行った日は「最悪の一日」と呼ばれている」


 そんなことがあったのか。全然知らなかったな。また今度図書館で調べてみよう。


「なるほど。それで奴らの目的なんですが、国王と...理事長の抹殺のようです」


「やはり、私も加わるのか」


 ほー、俺的には理事長が狙われてるのは衝撃の事実だったんだがな。何か理由があるみたいだな。


「まるで分かってたみたいですね」


「おそらく、だがな。そりゃあれだけ急に冒険者学校の実力が上がれば不審に思うだろう。奴らはどうやら学生たちに強くなってほしくないらしい」


「それで理事長を、ですか」


「まあ、俺のせいじゃないけどな」


 国王も理事長も俺のことをじっと見ていた。いや、俺がやってるんだけどな?そんな見なくていいじゃん。


「まあ、よい。リース、尋問感謝する。おかげで色々なことが分かった。また指導を頼む」


「はい、承知しました」


 こうして俺は警備兵隊の指導に戻った。



 一週間後、俺は指導を終えた。警備兵隊の実力が最低限まで上がったので終わることにしたのだ。あまり付きっきりでやりすぎてもダメだしな。


「約二週間お疲れ様。よく頑張ってくれた。今まで教えたことを忘れずに、これからも頑張ってくれ」


「はい!先生!」


「分かりました!リースさん!」


 なんかすごい慕われた。隊長さんに至っては先生って呼んでくるし。まあ、これからも頑張ってほしいのは本当だし、いいか。


 こうして俺は警備兵隊の指導も終えたのである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ