第26話 指導係始めました
翌日、俺はやっと指導が出来るようになった。
城に着くと、そこには警備兵隊の全員がいた。
「お!来ましたよ、隊長!」
「待ちくたびれたぜー」
「リースさん。早速今日からよろしくお願いします!」
昨日の対応とは大違いだな。まあ前向きになってくれたし、良しとするか。
「では、さっそく始めていきましょう」
それから俺は基礎体力作りや魔力量の増加、武術など出来うる限りの訓練をした。昨日のこともあるので、大分ハードにやった。後半はほぼ全員死にかけだったな。
そんなこんなで1日目を終えた。あの分だともう少しきつくしても死にはしないな。
そして俺が1週間ほど指導を続けていたある日のこと。
国王から呼び出しをうけ、俺は王室へと向かった。
王室に着くと、そこには理事長もいた。
「すまんの、指導の途中に」
「いえ、それは全然大丈夫です。ところで、何かあったんですか?」
「ああ、先日の襲撃者の尋問が終わっての。それの報告をと思ってな」
ああ、あいつらか。あのときの様子だと組織っぽい感じがあるが、統率はまったくとれてなかったな。おそらく下っ端だろう。
「どうやら奴らは何かの組織の下っ端のようだ。だが、意外に忠誠心があって口を割らなくての。詳しいことは分からなかったのだ」
やはりそうだったか。てか、まだ分かってないのなら俺が尋問しようかな。
「あのー、俺が尋問しましょうか?」
「「出来るのかっ!!?」」
「え、まあ出来ますけど」
「いや、実はな頼もうかと話してたんだ。色々なことをやってのけるリースなら出来るんじゃないかと思ってな」
「なるほど、そうでしたか。なら話は早いですね。さっそく取り掛かるとしましょう」
俺は指導係兼尋問官となった。
◇
取調室へ移動すると、一人の男がいた。
国王の話では、こいつがまとめ役を担ってたらしい。だから、こいつから聞き出してほしいとのことだった。
よし、創生魔法の本領を発揮してやろう。




