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第23話 一瞬で制圧した



「な、なんだ貴様は!?」


「扉はまだ開かないのか!」


「ちっ、仕方ない!こっちで対応するぞ!」


 なんて統率のとれてない奴らだ。

 こんなのに警備兵はやられたのか。ここも色々と手を加える必要がありそうだ。


 俺は神器に魔力を込め、次々と斬っていく。


 今回はこいつらを殺すわけにはいかない。情報を吐かせる必要があるからだ。なので、斬ると言ってもメインは武器破壊だ。戦意を喪失させる目的でやっている。後は魔法を使って気絶させたら終わりだ。


 こうして俺は神器の力をあまり使うことなく、制圧を完了した。なんというか、少し期待したんだがな。


 捕縛した襲撃者を後から来た聖騎士団に引き渡した。

その後、理事長と今回の事件について話し合っていたら、国王に呼ばれた。


「リースよ、よくぞ襲撃者を捕まえてくれた。そなたが来てくれなかったら、我々は正直危なかった。礼として何でも褒美を与えるぞ」


「じゃあ国王直属の兵士の指導をさせてください。この先、またあんな奴らが来た時に今のままでは対処できません」


「それは有難いが、そんなもので良いのか?もっと欲しいものとかはないのか?」


「いえ、ないです」


 俺はきっぱり言い切った。正直、今欲しいものはない。何かあれば自分で作ったりした方が早い。


「そうか。なら、是非明日から頼めるかな?」


「承知しました」


 そうして俺は城を後にした。


 転移魔法は割と魔力を食うので、帰りは歩いて帰ることにした。学校まではそこまで遠くないので、『身体能力強化』もいらないだろう。


「俺が着いた頃にはもう終わってたな」


「まあ相手が弱かったですしね」


「何を言ってるんだ。あいつらはこの国で五本の指に入るくらいの強さである王城警備兵を倒したんだぞ?強くないわけないだろう。まあ、お前にはそんな常識は通用しないか」


 あれで強いのか。あの3人には悪いけど、少しの間、王城警備兵の育成に力を入れるとしよう。


 俺は学校に帰った後、3人に育成の件を伝えた。

 少し怒られたが、何とか了承を貰えたので良かった。

 今度何かあげるとしよう。


 翌日、俺は早速城へと向かった。

 城に着くと、おそらく国王に集められたであろう兵士たちがいた。


 俺が着いた瞬間、全員で俺の方向を見てきた。その目を見る限り、俺は歓迎されてないようだった。


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