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第22話 突然の襲撃



 翌日、俺が寮から校庭に向かうと、すでに3人は待っていた。


「早いな、そんなに楽しみだったのか?」


「そりゃね、今の年齢で迷宮に行くことなんて普通は出来ないから」


 そうだった。この世界は魔法が異常に衰退してたんだったな。最近は学校の生徒たちの実力も上がってきたし、そこらの冒険者よりかは強くなったと思う。


「私たちの経験にもなるしね」


「それに神器も見てみたい」


 今回の目標は最下層まで行って、神器『魔銃ギルスター』を入手することだ。前世の俺が行けたんだ。今の俺だって行けるだろう。


 そんな会話をしていたら、


「リース!大変だぁぁーー!!」


 理事長が血相を変えて、俺のところに走ってきた。


「どうしたんですか?」


「今報告が入ったんだが、城が何者かによって襲撃されてるらしいんだ。応援を頼みたいと連絡が来た」


「なるほど、それは一大事ですね」


 城が落とされて国王が殺されたとなれば、国の存続に関わる。そんなことになれば俺の発展計画が無駄になってしまう。絶対にそれは避けたい。


「みんな、迷宮探索は中止だ。俺は城へ向かう。みんなは待っててくれ」


「何で!?私たちも行くよ!」


「ダメだ!人間は魔物よりも質が悪い。何が起こるか分かんないんだ。連れていけない」


「仕方ないわね」


「楽しみだったのに……」


「また今度行こうな」


「絶対に帰ってきてね」


 ステラが心配そうに言ってきた。


「ああ、絶対に帰る」


 そう言って俺は転移魔法を発動した。



 城に着くと、門の前には警備兵らしき人たちが倒れていた。その中に敵であろう者も混ざっていた。


「理事長、敵の人数は?」


「20人ほどだそうだ。なかなかの使い手らしい」


 20人か……。全然足りないな。一瞬で終わらせよう。


 俺は『身体能力強化』を使い、全力で加速した。

悪いが、緊急事態なので理事長は置いていく。


 俺は走りながら探知魔法で襲撃者がいるであろう方へと向かう。


 奴らはどうやら足止めをされているらしい。


(見つけたっ!!)


 そして俺は襲撃者を魔力を込めた神器で斬る。


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