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第20話 双剣クロス・イグニス



 部屋を見渡すと、財宝や魔道具があったが、真ん中に一際目立つ台座があった。


 その台座には二本の剣が刺さっていた。


「リースくん、あれが神器?」


「そうだ。『双剣クロス・イグニス』」


 二本の剣の一本は白い刀身に青い紋様が、もう一本は黒い

刀身に赤い紋様が刻まれていた。


「私も色々見ていい?」


「ああ、いいぞ。何か欲しいものがあれば、自由に持っていっても構わない」


「やったー!!さっそく探してこよっと!」


 ステラは笑顔で周りを見に行った。別に確認なんか取らなくてもいいんだけどな。


 俺はクロス・イグニスを取り、腰の両側に一つずつ鞘を取り付けた。


 帰ったら試し斬りをしてみよう。

 

 そんなことを考えてたら、


「リースくん!見てみてー!」


 ステラが腕輪を持ってきた。


「これ、どうかな?」


「いいんじゃないか?ステラに良く似合ってるよ」


「えへへ、ありがとう」


 ステラは顔を赤くしながら、お礼を言ってきた。


 その後は二人で、上で待っているレイナとミルにお土産を選んだ。レイナには指輪を、ミルにはネックレスを贈ることにした。これで機嫌が少しでも直るといいのだが。


 こうして俺たちは遺跡の中を後にした。



 地上に出ると、二人は楽しそうに会話していた。


「おーい、戻ったぞ」


「あ、お帰りなさい。リース、ステラ」


「お帰り。どうだった?」


「ああ、無事持って帰ってきたぞ」


 そう言って俺は腰につけた剣を見せる。


「それが神器か〜。初めて見るけど、イマイチ違いが分からないわね」


「私のと、そう大差ないように感じるな」


「まあ、仕方ないさ。魔力を注がないと本来の力は出ないし。あ、そうだ。ステラ、二人にお土産をあげないとな」


「うん!はい、二人ともどうぞ!」


 ステラがお土産を渡した。


「わ〜!ありがと!いい指輪ね。大事にするわ」


「ネックレスか。悪くないな」


 二人とも喜んでくれてるようなので良かった。

 やはり喜んでくれると渡した方も嬉しいな。渡した甲斐があるというものだ。


「よし、じゃあ帰るか」


こうして俺たちは学校へ帰った。


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