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第2話 発展の準備



 俺は今自分の5歳の誕生日パーティーで食卓にいる。


「リース、誕生日おめでとう」


「これお母さんとお父さんからのプレゼントね」


 そういって俺は魔道書をもらった。

 これはありがたい。今の魔法の現状を知るには手っ取り早いからだ。


「ありがとう!父さん、母さん」


 後でじっくり読むことにしよう。


「おめでとうな、リース」


「おめでとう」


「おめでとう〜」


「ありがとう!ゲイル兄さん、リグド兄さん、ルーク兄さん」


 俺の家は男兄弟だ。そのため末っ子の俺は家を継がなければならないということがないのだ。だから、俺はこんな相談をしてみた。


「父さん、僕10歳になったら冒険者学校に通って、冒険者になりたいんだ」


 冒険者というのは都合がいい。基本的に自由だし、どこへでも行ける。要するに色んなところを発展させ放題ということだ。


「そうか。うーん、まあ上には3人いるし大丈夫か。それならさっそく明日から修行しよう!」


 俺以外の兄弟3人はすでに武術を父さんから教わっている。それに俺も加わることになった。


 俺は基本朝早くから外に行って魔法の練習をしてたり、一日中家で本を読んだりしてたのでどんなことを教わっているかは知らない。だから楽しみだ。今の武術の内容はどうなっているのか。前世は剣で戦うのが主流だったからな。


 俺はパーティーが終わったら部屋に戻り、もらった魔道書を読んだ。だが、そこに書いてあったのはひどい内容だった。魔力の変換効率は悪く、威力も大して出ない。そんな詠唱魔法ばかり書いてあったのだ。


(昔の詠唱魔法も無詠唱よりは弱かったが、もう少しましだったぞ)


 そう思いながら本を閉じる。


(考えてたより悲惨な状況だな)


 俺はそう思いつつ、創生魔法を使って一つの魔法を作った。それは『魔力吸収』という魔法だ。


 倒した魔物の魔力は基本大気へと流れていく。

 だが、この魔法を使えば全て自分の魔力として吸収されるのだ。これで早く強くなれるのだ。この魔法は前世から考えていた。転生したときのためにだ。


 さっそく明日から使おう。あと、武術の修行も頑張らないとな。そう思いながらその日は眠った。


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