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第17話 申請とメンバー選び



 俺はミルとの戦いで武器を壊したので、前世で自分が使っていた神器を取りに行くことにした。


 神器は前世の間に元々あった遺跡へと返しておいた。別に収納魔法の中に入れておいても良かったのだが、収納魔法は収納するものの魔力で容量が変わるので、神器を入れようと思うと容量が正直危ないのだ。


 だから、一番無難な保管場所として元々あった遺跡に置いといた。だが、取りに行くには二つほど面倒なことがある。


 一つは学校から遺跡までが遠すぎるため、学校に申請して許可が下りないと行くことができないのだ。


 また、許可が下りても一人はダメと言われるだろう。何人かで行かないといけない。人選もしておかないとな。


 二つ目は遺跡に着いても一筋縄じゃ神器は取れないということだ。再度遺跡の試練を突破しないといけない。試練の内容は変わらないと思うが、万が一という場合もある。それに備えておく必要がある。


 ひとまず俺は学校に申請をしに行った。

 学校側は渋るかと思ったが、意外にもあっさり許可が下りた。理由は俺だから大丈夫だろうということだ。なんか不服だが、許可が下りたので良しとしよう。


 次に俺はクラスから一緒に行くメンバーを募集した。すると、全員立候補してきたのだ。仕方なく能力値を見て決めることにした。その結果、俺、ミル、レイナ、ステラの四人で行くことになった。


 その後、三人に集まってもらって、概要を説明した。


「なるほど、その遺跡に本物の神器があるんだね」


「ところで、どのくらいの距離があるの?」


 ステラが聞いてきた。


「大体ここから西に4000km、南に2500kmってとこだな」


「えっ、そんなに遠いの?」


 レイナは驚いた表情を見せる。


「ああ、だが別に距離は関係ないしな」


「どういうこと?」


 ミルの問いかけに俺は答える。


「転移魔法を使う」


「え、リースくん。それって伝説の?」


「伝説かどうかは分からないけど、別に誰でも使えるぞ?」


 転移魔法は前世では割とポピュラーな魔法だった。近ければ近いほど正確に、遠ければ誤差が生じる。まあ少しの誤差なら問題は無いので、これを使うことにする。


「何かさすがって感じだね」


「そうね、リースだものね」


「それなら早速準備しないと」


 ミルは立ち上がって、教室を出ていった。


「私も行くわね」


「また明日ね、リースくん!」


 レイナとステラも一緒に寮へ行ったようだ。


(さて、俺も準備をするか)


 出発は明日の朝なので、俺は寮に戻り色々と準備をすることにした。



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