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第14話 編入生と人工神器【一】



 親善試合が終わり、生徒たちの無詠唱魔法の強化も順調に進んでいたある日のこと。


「おはよう!今日はみんなに良いお知らせがあるぞ!」


 この人の良いお知らせは本当に"良い"のか分かんないんだよなぁ。


「このクラスに編入生が来たぞ!!」


「「「おぉぉぉぉぉ!!!」」」


 編入生でそんな盛り上がるのか?


「それは男子ですか!女子ですか!」


「なんと〜〜〜、女子だーー!!!」


「「「うぉぉぉぉぉぉ!!」」」


 男子の声が教室中に響き渡る。唯一俺だけ無反応のようだ。


「それじゃあ早速入ってもらおう。おーい、入ってきてくれー。」


ガラガラッッ。


 入ってきたのは、腰に真っ白な剣を携えた銀髪の超絶美少女だった。


 みんな想像以上だったようで、驚きの表情を見せていた。


「よし、じゃあみんなに自己紹介してくれ。」


「ミル=オーネットです。よろしくお願いします。」


「えーと、ミルの席は...リースの隣だな。ミル、一番後ろの右から三番目の席に座ってくれ。」


 ミルが俺の隣に座る。


「よろしくね、リースくん。」


「あ、あぁよろしく。」


「じゃあ早速授業を始めるぞー!」



 ミルはすぐにクラスの人気者となった。女子たちとはすぐに打ち解け、男子からは熱い視線を受けていた。


 そして授業が終わった放課後のこと。


「ねえ、リース。この学校で一番強い人って誰?」


 ミルがそう問いかけてきた。


「うーん、そうだなー。」


 まあ、おそらく俺なんだろうけど、自分で言うわけにもいかず。なんて思ってたら、


「もちろんリースくんだよ!ね!」


 ステラがそう言ってきた。どうやら話を聞いていたらしい。


「そうだよ!リースくんだよ!」


「自分で言うのが恥ずかしいんでしょ〜。」


 ステラの言葉を筆頭にクラス中の女子がそう言ってくる。


「そっか、リースなんだ。じゃあリース、私と戦おう。」


「えっ?」


 なぜかミルと戦うことになった。


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