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アデリーとニニコのお祝い漫才

作者: 若松ユウ
掲載日:2019/01/19

「どうも、ニニコ・スプリングチケットです」

「ごきげんよう。アデリーよ」

「二人合わせて」

「「『バーニングトースト』です」」

「よろしくお願いします」


挿絵(By みてみん)


「昨夜『論文ニニコ』のネタを探してたら、偶然にも面白い小説家を一人見つけてしまったの」

「というと?」

「山之上 舞花氏を、ご存知?」

「もちろん知ってるわよ。小説家になろうでは、かなり名の通った作家さんよ」

「有名人だったの? 今日は、その山之上 舞花氏について調べてきたことを、発表します」

「大丈夫かしら」

「では、公開されている情報を列挙し、そこから推測されることを述べたい。まず、舞花氏は女性であり、子持ちの既婚者である」

「名前に花が付いてても、女性とは限らないものね」

「泉鏡花しかり、徳冨蘆花しかりね。――続いて、静岡県民であり、自動車の免許を所持している」

「文学フリマ東京で、名物の『バリ勝男クン。』を持参してたそうよね。美味しかった?」

「いや、私が食べる前に、古川アモロに全部食べられてしまったわ。バスタイム後の楽しみにしていたというのに」

「あら、残念ね」

「恨みは、代わりにフォックスに晴らしてもらったけどね。消し炭になったわ。――最後に、定期的に活動報告を発表しており、また小説を書く際にもプロットを立ててから書くタイプである」

「簡単なメモだけで、いきなり書き始めちゃうユウとは大違いね」

「さて。ここから分かることが、三点ある。まず、舞花氏は、段取りを重要視し、計画的に事を運ぼうとする性格である」

「まぁ、予想外のことが起きたり、うっかりミスをしちゃったりすることも、無くはないみたいけど」

「人生はトラブルの連続だから、仕方ない。――それから、勤勉で読書家である」

「読めば、知識に裏打ちされた文章だってことが、すぐ分かるものね」

「ランクインするのも道理ね。――最後に、初夢に富士山が出たはずである」

「急に飛躍したわね。どういうこと?」

「だって、静岡県は富士山麓に位置するでしょう? 霊峰の加護で、縁起が良くなるパワーがはたらいたと推測される」

「私には、理由を聞いても納得できないわ。――それで、肝心の論文は書けたの?」

「白紙のままよ。興味深い作品が多すぎて、つい、読み耽ってしまったの」

「まぁ。じっくり蒸したビーバーみたいね」

「「あっはっはっは!!」」

山之上 舞花様。お誕生日おめでとうございます。

そして、古川アモロ様。申し訳ございませんでした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 古川さんに若松さんに山ノ上さん! 豪華メンバーですね! おもしろかったです!
[良い点] じっくり蒸したビーバーでーす。 ちょっと待ってくださいよw ネタを使ってくださってるのにまったく気づきませんでした。 半年もたってから本当に申し訳ありません。 人が書いたの読むと新鮮…
[良い点] 若松ユウさん得意の漫才ものですね。相変わらず、アデリーが可愛いです。というか、アデリーがツッコミなんですね。(笑) アデリーのノリツッコミとか、ズッコケ芸とか見てみたいかもしれません。
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