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漆黒のSlave crest   作者: 猿兄
第1章:黒の奴隷紋
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奴隷紋

『解放』(リリース)!!


メルフィーがそう唱えると封鍵が陸の首内に吸い込まれる様に消え、首から黒光が溢れ出し陸を包み出した。黒光が収まり出すとメルフィーは、何かを確認するかの様にまじまじと陸を観察し始めた。


「...え〜っとメルフィーさん?」


「成る程そうゆう事ですか...分かりました」


ふむ、そうゆう事なのですね...いやいや、全然分かりません、メルフィーさん説明、説明。


「どう説明してよいか...よし、陸さん私の能力の1つを共有してもよろしいですか?」


「はい、大丈夫です。...痛くないですよね?」


大丈夫だと思うけどちょっと怖い。


「はい、痛くありませんから大丈夫ですよ失礼しますね」


メルフィーは陸の額に手を当て目を閉じた。その瞬間陸の頭の中に何やらゲームのステータスのような物が浮かび上がって来た。


「ふふ、陸さんの考えてるゲームのステータスと一緒ですよ、この前何気なく鑑定という能力を作っちゃいました」


メルフィーは手を陸の額から手を離し合掌をして悪気が無いようにポーズした。


女神様のテヘペロ頂きました!!


...いやいや、作っちゃいましたって...まぁ女神様だもん気にしたら負けだね。


ふーん、これが俺のステータスかぁ


名前 ルイス・レチュード(空島陸:精神体)

種族 人

年齢 16 (21)

隷属紋 ???

紋章Lv ???

精神力 B

筋力 C

体力 D

知織 B

感覚 F

紋章術 無明創造(クリエイトインノート)Lv1(上限12)

称号 [レチュード家次男 ][憑依した者された者]


うん、色々突っ込みどころがあるけど、まずこれだけは突っ込ませて!?(憑依した者される者)、俺が自ら憑依してる感じがしません?「した」じゃなく「させられた」だと思うんだ、これだけ見てると俺、凄い悪い奴だよ....


頭を抱え凹んでいると、ファルがバカにした様な顔でニヤニヤとこっちを見ている事に気付いた。


元々は具然であったといえ、このチビ助が堕天し「反省」という程で入れられた封鍵に触ったからこうなったんじゃね?何俺は「関係ありませ〜ん、ぷぷぷ、だっせ〜」みたいな目で見てやがんだよ.........アイツイタイメアワス。


陸の目線に気付いたファルはスッと目を逸らし笑いを堪える様に手で口を押さえている。


「ファ〜ル?あなた...反省しているの?」


メルフィーは空気が固まる様な怒気を発しながら満面の笑みでファルに微笑んでいる。


「超反省してるわ!!!デチュ!!」


噛んでるし、まぁあんな美人に怒気含んだ笑顔で迫られたら怖いわな...(俺も経験あるとは言えない)う〜んファルの感じだとあいつも俺のステータス見えてんのかね?まぁ怒られてやんの、ざまぁ〜


俺の視線でバカにされてるのを気付いたのか、ファルが睨んでくる。そんな兄弟喧嘩みたいなやり取りを見てメルフィーさんは「はぁ」溜息をついた。


「ファルが失礼をして申し訳ありません、この子も一応は元天使、先程の鑑定を使った時の私の神気に当てられて能力を覚えてしまったのだと思います。称号欄の事は申し訳ありません...多分受け手側の感覚なのだと思います、余りお気になさらないでください」


うん、確かにそうだよね、俺が意図的にじゃないにしろルイス君から見れば「した」になるよね、まぁ気にしないでおこう。うーむ、...神気とやらに当てられて覚えれるなら俺も鑑定の能力覚えられないのかね?あのチビ助が覚えたくらいだし。


「あの、その鑑定って能力僕にも覚えられないですか?それってかなり凄い能力ですよね?そこのち、ファルも習得してるみたいですし」


「かっ!!このピーナッツ野郎が!!お前なんかが出来る訳ねぇ〜だろ、超絶天才の俺だから出来たん『ふぁ〜る〜?』ダス!!」


何だ、ダスって...こいついちいち人に代名詞つけないと喋れないのか?ピーナッツはお前だろチビ助。


「すいません、この力は神である私が意図して作ったものなので、人である陸さんには与える事が出来ないのです...私達の世界にはそういった力を与える行為は許されておりません...出来て信仰心を持つ方に稀に神託をするくらいなんです。この子は堕天使なので神気を読み取り、自力で習得したのでしょう」


へぇ〜こいつ以外と天才肌なんかね?まぁ神様達にも事情はあるんだろうな...まぁいいやまだよくは分かってないけど無明創造(クリエイトインノート)で作れるんじゃね?話し聞く限り。どう創造するかイメージわかないけど。


「あ、そうなんですね、分かりました。後なんとなくこのアルファベットの意味合いはわかるんですが、???って何ですか?後この紋章術の欄の無明創造クリエイトインノートでも鑑定作れますよね?」


うん流石に情報は大事だよね、チビ助の事は後、後。


「えぇ、その紋章の能力を使えば作る事は可能です。後隷属紋と紋章Lvの件ですが、まずこれを見て下さい」


メルフィーは再び陸の額に手を当て目を瞑る。頭の中に再び先程とは違うステータスが浮かんできた。


無明創造(クリエイトインノート)Lv1(上限12)

1:【既知の情報を元に創造し能力を作成し自身に付与する事ができる】

2:【Lvの上昇につき1つ能力作成が可能、紋章Lvの上限具合でLvが上昇します】

※Lv1での説明はここまでです。


紋章Lv???

【経験値の習得により上昇】

※隷属紋の名称が未定の為表示不可となってます。


隷属紋???

※名称が未設定となっております。名称を設定して下さい「・・・・」



まんまゲームやないかーい、要はこの紋章は認知されてない唯一の紋章だから名称が無いと、んで名称が無いからLvが表示されないのか。紋章Lvが上がらないと無明創造(クリエイトインノート)のLvも上がらない...名称かぁ...


「メルフィーさん、名称ですが、僕が付けてもいいですか??」


「えぇ構いませんよ、陸さんの紋章ですから陸さんが付けて下さい」


名称を設定っと...よし!


「陸さん...この名称って、何故この様な名称を?」


名前 ルイス・レチュード(空島陸:精神体)

種族 人

年齢 16 (21)

隷属紋 奴隷紋

紋章Lv 18

精神力 B

筋力 C

体力 D

知織 B

感覚 F

紋章術 無明創造(クリエイトインノート)Lv1(上限12)

称号 [レチュード家次男 ][憑依した者された者][奴隷から這い上がる者]


「まぁ思う所は色々あるんですが、称号の部分の[奴隷から這い上がる者]の通りです。紋章術を使ってお兄さんを探しつつ、ルイス君の為にもこの紋章の誤解を解いていこうと思うんです、親に売られたって聞いて、どれだけルイス君が傷ついたか想像すると悲しくて...(この紋章は唯一の神の奴隷である紋章)だよって...やり方はまだ分かりませんが...一度やると言ったお願いなのでとことんやろうと思ってます...浅はかだったすかね?」


「いえ...ふふふ、陸さんは本当に優しいですね、では私からははこれを」


メルフィーの手が光り出し陸を包み出した。

なだろ、とても暖かいし心地が良いな...


「陸さんステータスを見て下さい」



名前 ルイス・レチュード(空島陸:精神体)

種族 人

年齢 16 (21)

隷属紋 奴隷紋

紋章Lv 18

精神力 B

筋力 C

体力 D

知織 B

感覚 F

紋章術 無明創造(クリエイトインノート)Lv1(上限12)

称号 [レチュード家次男 ][憑依した者された者][奴隷から這い上がる者][女神の加護]


あ、なんか称号が増えてる[女神の加護]?


「能力でもなんでもないですが...御守りみたいなものと思っといて下さい」


うん、やっと結構いい感じの称号ゲット出来たぜ。









もうすぐで一章が終われる...脳内で設定は決まっているのにいざ文にすると難しいです...



封鍵の描写を改稿しました

陸の首から→封鍵が陸の首内に吸い込まれる様に消え、首から

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