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漆黒のSlave crest   作者: 猿兄
第2章探索者の町ラトーガ
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料理準備

「なぁ...これ何?」


陸は指を差す、ドロドロして湯気がモクモクとしてる茶色いスープに。

眉毛がピクピク動く。


「これか?取り敢えずあったかい物って言ったからスープ持ってきたんだ。俺は料理の天才と館長にも褒められたからな!さぁ食え!!」


おっさんはトレイに乗った何かを、りんに差し出した。


ゆらゆら〜っとルイスの身体が揺れる。そして両肩を落としキっとゲラルの目を睨む。


「おい、これはなんだ?」


「スープだろ、暖かいもんって言ったからスープを持ってきたんだ。同じ事言わせんな!!」


「こんな物がスープな訳あるかぁぁ!!!厨房に案内しろ!俺が作る!」


そう言っておっさんに厨房まで案内させ、4人で厨房に向かった。


厨房に着くと想像していた以上に綺麗だった事に驚いた。

うん?あんな物を作るくらいだからデロ〜ンとした厨房を想像していたのだが...。


厨房内はしっかりと掃除が行き届いており、調理器具や食器なども綺麗に整頓されている。あれ?...どう見てもあれ冷蔵庫だよな?この世界にもあるのか?


「なぁ、あれって冷蔵庫か?」


「レイゾウコ?違うぞ。あれはキープボックスって言うマジックアイテムだ、あん中に物を入れておけば食材が腐らねんだよ」


マジック???あれ?魔法とかあるの?てっきり紋章術だけかと...。


「魔法があるのか?」


「何だそりゃ魔術の間違いじゃねーのか?」


...あぁーーーー、もう!!間怠っこしい。


「悪い全部一から説明してくんねーかな?まずドールンには人間やリンの鬼人みたいな種族が他にもいるのか?後魔術って何だよ?」


流石にこの世界の常識がなさすぎる事に気がついたかな?

...おっさんは疑問なさそうだ、リンは...、よく分かってないみたい、ファルは...あれ?居ない、あいつ何処行きやがった。...まぁいいや。


「まず俺の知ってる範囲で、この世界の種族だがまず俺達人間だろ?んで嬢ちゃんとこの鬼人族、んでさっき言った魔術を得意とする魔人族、龍人族や獣人族、樹人族だったかな?俺が知ってるのはそれくらいかな」


メルフィーさん...聞いてない事がいっぱいです。


「おおぉぉ!!!これうめーーー!!」


ファルがいきなり叫び出した、叫び声の方向を見る。


...あいつ何食ってんだ?...クッキー?


その光景を見たおっさんが


「あぁぁ!!!それは俺が楽しみに取っておいたサクサじゃねーか!!?」


「へっへ〜んだ、もう食っちまってないよぉ〜ん」


いい歳したおっさんが幼女にクッキー食われて号泣し出した、その光景を見てるリンがオロオロ...カオスだ。


「はぁ...おい、もう泣くなよ。クッ...、サクサ?だっけ?材料あればスープ作ってる間に作ってやるから」


おっさんとファルの顔がパァーっとキラキラし出した。100歩譲ってファルはまだいい、おっさんのキラキラに需要はない。


「ファルは俺の手伝いしたらな?まぁ先ずは食材の確認っと」


陸はキープボックスに手を掛けドアを開けた。

おぉ〜結構あるな...肉に野菜に魚、お!卵に...あれ?この中って冷たくないな、...今考え出したらまた止まらなくなるな、やめよう。でも冷やす行程がいる料理が作れないな...まぁ今はスープとクッキーだから大丈夫だろ。


「なぁ、小麦粉ないか?出来れば粉が細かく引いてある奴、後バターと砂糖と...」


「バターはそっちの棚だ、で何だ?コム?サトウ?」


...バターは共通で他はあかんのかい。


「あぁ...えっと、ケーキやパン作る時に使う粉と、甘い味のする粉で両方とも白いんだけど...」


はぁ...異世界面倒臭い、地球のボキャブラリーが通らないから一々話が食い違って来る...次レベルアップしたらそっち系の能力でも創ろうかな...


「あぁ!!フラー粉とスクロか!!あるぞ!!」


おっさんが木で出来た棚から瓶を1つ取り出して調理台の上に置き、棚の下から麻で出来た袋を取り出して瓶の横に置く。


「こっちの瓶がスクロでこっちの袋がフラー粉だ」


よし、取り出すクッキーは作れそうだな、あの箱みたいなのは多分オーブンみたいなものだろう、後で使い方を聞くとして...スープはどうすっかな、ざっと見た感じ地球の食べ物とそっくりだったし、...まぁ味見しながらやってけば大丈夫だろ。







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