表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

プロポーズ・その三 ~暴走~

 ショッピングモールから出て数百メートルぐらい進んだ所で、私は走るのを止めて歩き始めた。

 久しぶりの全力疾走。

 こんなに走ったのは、向こうで数えきれないくらいのモンスターに襲われたときだったかな。

 懐かしいな。

 あの時に始めて、人間ってやれば自力で時速60kmで走れるんだって知った。

 

 こうちゃん、ごめんね。でもこれでよかったよね。

 静かにそう思いながらも、急に悲しみが襲ってくる。

 本当、どうしようもないや。

 自分で納得した筈なのに、後悔しか出てこない。


 あーもう、やめたやめた。

 私にウジウジするのは似合わない。

 今から楽しいことを考えよう。


 そんな事を思い始めたら、後ろからやけにうるさい音が聴こえ始めたので、少し警戒する。これも向こうの世界の名残だと思うと、なんとも言えない気持ちになった。

 うーん、まだ遠いなぁ。気にすることないでしょう。

 この感じだと、ここからショッピングモールのところ辺りかな。

 そこで少し引っ掛かったが、私はそれを、スルーした。


 そういえば確か向こうでもこんなことあったなぁ。

 問題ないと思って無視していたモンスターの足音が凄い勢いで此方に向かって来たことがあった。

 あの時は本当に焦った。皆無事だったし今では良い思い出だけども。


 それがバイクの排気音だと気付いたのは、その音が私の方に凄い速さで近づいてきていたからだ。

 そうそう、あの時もこうやって。

 ……あれ? なんか嫌な予感が。


―――



 この時、遥花・スーはこの世界に戻って始めて、恐怖した。

 獣の如く、唸りを上げながら押し寄せるバイクの集団。

 その数は優に百を越え、それぞれがそれぞれのカスタマイズをしたバイク達は、まるで一つの意思を持ったモンスターのように鮮やかな走りをする。

 その先頭、彼らを率いているのは遥花・スーがよく知る人物。

 飯田公平その人だった。



「きゃー!!」


 さぁて始まりました。異世界帰りのお嫁さん、“遥花・スー"対、嫁さん大好き“飯田公平"が率いる暴走族集団の鬼ごっこです。

 ここからは皆様にも伝わりやすい様、実況と解説を交えてお送りします。

 実況の私が誰だって? 

 そんなことは、今はどうでも良いでしょう。

 さて、遥花・スーの絶叫から始まった鬼ごっこですが、解説の大鳥さん、今回のポイントというのは。


「そうですね、彼女はまだ此方の世界に帰ってきてあまり時間がたってませんから、ブランクがあるとは言えないですし。

 対して、公平さんはバイクですが、あれも相当ピーキーなカスタムをしてますからね。

 勝敗を分けるとしたら、公平さんの運転技術と、暴走族が何人残るか、それと遥花さんの気持ちに迷いがあるというところですかね」


 的確な解説をありがとうございます。

 しかし、周りの暴走族が何のために居るのかが私には読めません。


「そこは、これからの流れでわかると思います。

 今のところは只の賑やかしだと思ってくれて構いません。」


 なるほど。

 あーと! ここで両者第一の難所、超急カーブに差し掛かったぁ。

 このカーブは今まで何人もの走り屋が泣いた魔のカーブ!

 両者無事クリア出来るのか!?

 まずは先頭、遥花・スー、ここは綺麗にクリアー!


「綺麗に決めましたね。フォームも随分美しかった」


 まさに走るビーナス!

 続きまして飯田公平、これはどうだ!?

 決めたー! 鮮やかな逆ハンドルドリフトーッ!!

 オニハンという、操作しにくいバイクでプロ顔負けの美しい操縦!


「すばらしいとしか言えませんね。

 あのバイクは先程ピーキーと言いましたが、実際にどれぐらいかと言うと、本来のCB400superforと比較して、実に三倍の性能なんですよ。

 早い話が人間が乗れるものじゃないです」


 それを乗りこなすとは、大鳥さん!

 これは飯田公平にも勝利が見えてきましたか!?


「いやー、まだそうとは言えませんよ。

 先程のカーブで暴走族の何十人かがリタイアしましたからね。これはこの先の展開が辛くなると思いますよ」


 一体、大鳥さんはどこまで先を観ているのか、そこにも注目したいですね。

 さあ、続きまして第二の難所、傾斜10度、通称、心臓破りの坂に差し掛かる。

 これは生身の遥花・スー、苦しいか!?


「そうとも言えませんよ」


 あッーと!? 遥花・スー、心臓破りの坂を難なく登るぅ!

 それどころか、むしろ速さを増している!


「これは驚きました。まさか風魔法をこうやって使うとは」


 と言いますと。


「はい、スローで見てみましょう。

 ここです! 彼女は地面を蹴る瞬間、突発的に風魔法を使い、追い風を起こすと共に自身の体を少しだけ浮かせています。

 これによって、推進力を上げつつ、魔力の消費をとことん押さえ込んでいるんです。

 これは相当練習しましたね」


 風魔法の真髄を見せつけた遥花・スー!

 これには飯田公平も驚きを隠せない模様!


「公平さんとしてはここで差を縮めたかったでしょうからねぇ。

 これは相当思惑が外れたと思いますよ」


 飯田公平としては勝負の所でしたね。

 しかし、遥花・スーが想定以上の力量を見せつけた結果となりました。

 そんな、飯田公平をまたもやピンチが襲う!

 第三の難所、連続の急カーブに差し掛かった!


「ここは単発、単発、のカーブは難しくないんですがねえ。

 カーブが連続して10個ありますからねぇ。

 それに加えて下り坂、公平さんとしてはどうしてもスピードを落とさな、って、えぇ!!」


 な、なんと、飯田公平、ここでさらにスピードを上げたー!!

 これは危ない、まさか自棄になって、いや違う!

 これはま、まさか!


 と、飛んだー!!!


 飯田公平、ここで一気に近道を刊行したぁ!

 地図にはない、空の道を我が物顔で堂々とショートカット!!


「いやはや、驚きの連続です。

 まさかこんな道を使うとは。

 注目すべきは公平さんの度胸と卓越したバイク操作技術ですね」


 大鳥さん、これはもう、勝敗がどっちに転んでもおかしくありませんね。


「そうですねぇ、ここまで来ると私には全く読めなくなりました」


 波乱万丈なこの試合、勝利の女神はどちらに微笑むのか!


―――――



 さて、ここからは市街地です。

 先程、驚異的なショートカットで差を縮めた飯田公平、っと、おやおや? 

 何やら二人が話しています。

 言い争っているようにも見えますねぇ?

 大丈夫でしょうか。


「遥花、俺の嫁さんになれ!」

「いや! なんで私なの。私なんか全然ふさわしくないんだよ」

「ふさわしいとか、ふさわしく無いとか関係ない! お前じゃなきゃダメなんだよ! わかれよこのにぶちん!」

「なっ、こうくんはいつもそうやって!

 ベー、だ。どうせこうくんに私の気持ちなんて分かりっこないですよ、この頭でっかち!」

「ああ、そうだよ。

 俺は今ののお前が考えていることなんか全然わからねぇよ。

 だから、俺はお前の本心が聞きたい! 本当のお前を知りたいんだよ!」

「こうくんのバカァ!」


 どうやら痴情のもつれのようですね。

 これに対して大鳥さん、何かコメントは?


「そうですね。

 これには私も苦笑いを隠せませんねぇ。

 敢えて言うなら恋に対して盲目だった二人が現実を観た結果、というところですねぇ」


 うーん、確かに。

 まあ、二人はまだまだ若いですからねえ。

 おぉっと!? ここで何やらフィールドに変化が出た模様です。 


「ええ、そろそろだと思っていましたよ」


 と言うと、大鳥さん、これから何が起こるのでしょうか。


「そうですね。

 まず、遥花さんは時速80㎞で走っています。

 人間離れした速さですがそこは対して問題ありません」


 いや、充分問題あると思いますけどね。


「はい、ですが今起こっている原因は、どちらかと言うと公平さんの方に在るわけです」


「考えても見てください。

 ここは市街地、つまり法定速度に厳しい所です。

 先程は山道で問題がありませんでしたが、ここでは山道になかった、ある問題が出てきます」


 と言いますと?


「他の車がある、と言うことがまずは問題ですね。

 これによってバイクに乗っている公平さんは否応になく危険に晒される訳ですよ。

 加えてここは法定速度50㎞、先程から公平さんは、遥花さんと並走している為、時速80㎞は出しています」


 むむむ、読めて来ましたよ。

 つまりこの変化は。


「その通りです。さあ、公平さんはこのピンチを乗り越えられますかねえ」


 出たー!

 赤いサイレンを廻しながら、白黒カラーの日本の国家権力、警察のパトカーのお出ましだ~!!

 飯田公平の暴走行為に国家権力が牙を抜いたー!


「そこのバイク、左にによって停まりなさい!

 すぐに停まりなさい! 

 おいこらぁ!

 停まれって言ってんだろうが!」


 飯田公平、警察の勧告を無視し、なお暴走をする。

 それほど停まりたくないのかぁ。


「これは危ないですねぇ。

 場合によっては罰金だけでは済まされないですよ」


 さぁ困ったことになってきました。

 パトカーも続々と集結して来ているぞ。

 飯田公平、このまま捕まってしまうのかぁ?

 おやおや!?

 またもやフィールドに変化が現れた模様ですね。


「ええ、これもそろそろだと思っていました」


 ええっ! この展開も大鳥さんは予想できていたと!?


「はい、ここで彼らの登場です。

 数は想定より少なくなりましたがこれから増援も来ることですし、どんどん増えますよ」


 大鳥さん、彼らというのはひょっとして。


「ええ、彼らです。

 今まで只の賑やかしでしたが、ここで彼らが生きて来るんですねぇ」


 来たー!

 自分達の信じる明日を求めて走り抜ける、反骨精神剥き出しの荒くれ者共、暴走族だ~!

 しかも、率いているのは飯田公平にバイクを渡した外道院剛(げどういんつよし)のようだぞー!!


「これは熱い展開ですね。

 彼は全国に名を知らしめる暴走族グループ弟斗唖羅威武(デッドアライブ)の歴代最高と名高い総長ですからねぇ。

 これによって暴走族が、只の暴走集団から一個の軍隊に変わるわけです」


 なるほど、それは凄まじいですね。

 ではここで少し、暴走族の動きに注目して行きましょう。

 まずは初手!

 約三十人の暴走族がパトカーの間をすり抜け、飯田公平と遥花・スーの後ろに着いたぞぉ。

 実に鮮やかなすり抜けぇ!!


「所謂、けつもちですねぇ。

 実に見事なすり抜けでした」


 一歩間違えたら死んでましたね。


「そこは彼らもプロだったというわけですよ」


 さあ続いて、第二手。

 どうやら暴走族グループが数個にバラけたぞ。


「各地から集結しつつあるパトカーを惹き付けるつもりですね。実に手堅いです」


 なるほど、つまりは囮と言うわけですか。

 この辺に外道院の頭脳が光ってきます。


 そしてついに残ったグループが動き出し……な、なんとこれは!


「いやー、これは想定外ですね。まさかこの手を使ってくるとは」


 な、なんと暴走族グループ、パトカーを包囲し、ゆっくり走っている!

 しかも、タンデム乗車をしているバイクは何やら吹き矢のような物でパトカーのタイヤを執拗に攻撃しているぞ。

 これは危ない!


「いやー、これ立派な犯罪ですよ。

 外道院さんは腐ってもパトカーに攻撃することはありませんでしたからね。

 これは想定外だったと思うと同時に、まさかという気持ちが大きいですよ」


 本当ですね、彼らの明日がどうなるかとても心配です。


 さて、飯田公平と遥花・スーの方はどうなっているでしょうか。

 二人の様子は?


 おやぁ?

 何やらまたも痴話喧嘩が始まっているぞ。


「こうちゃん! あの人たち誰!?」

「知るか! 俺が聞きたいわ!」

「こうちゃんはいつもそうやって人を惹き付けるんだから」

「ちょっとは惚れ直したか?」

「バカ! 最初から惚れてるよ」

「じゃあ結婚しよう」

「たからそれがダメなんだっていってるじゃにゃい」

「噛んだ台詞も可愛いな」

「もうバカァァァ!」


 驚いたぞ。

 この二人全然進歩していない!

 というかむしろ只のカップルに戻っている。

 まさか今までずっとこのやりとりだったのかぁ。


「ええ、それもありえますね。

 残念です。

 此方の方もしっかり確認して置くべきでした」


 皆様には大変申し訳ありません。


「私達の注意不足でした」


 ところで大鳥さん、先程気づいたんですが。

 遥花・スー、何やら息があがってきていませんか?


「よく気がつきましたねえ。 

 そうです。

 何しろショッピングモールからここまで2,30㎞ありますからね。

その距離を全力疾走ですから、そろそろ疲労も見え始める頃です」


 ということわぁ?

 このまま行くと、飯田公平の方に軍配があがると言うことですか?


「それも怪しいですね。

 公平さんもここまで常にフルスロットルでした。

 しかもあれは、ピーキーに改造されたバイク。

 恐ろしく速い分、燃費も相当悪いと思いますよ」


 なるほど。

 どちらにしろ、そろそろ決着が着くということですね。


「そうですねぇ、最後の結果がどうであれ、この試合は歴史に残ると思いますよ」


 さあさあ、試合も大詰めになりました。

 なんとここで遥花・スー、更に速度を上げた!


「速いですね、時速120㎞は出ている。

 しかもまだ速度があがっていくとは」


 大鳥さん、ここで速度を上げた理由とは?


「速度を上げたことでそれに着いてくる公平さんのバイクの燃料切れを狙ったわけですね。

 もしくはこのまま逃げ切りの一手に乗り出したのか。

 しかし、遥花さんも相当消耗している筈ですから、これは一種の賭けですね」


 おおっと、やはり飯田公平もそれに合わせて速度を上げた!


「なんですって!?

 時速150、160……まだあがる?」


 お、大鳥さん、これはちょっとまずくないですか?


「ちょっとどころじゃありません! 

 公平さんはマシンの限界の更に上を行っている。

 このままではマシンが持ちません!」


 なぁ! 

 なんでそんなことを!?


「これは私の想像ですが」


 ですが?


「意地、というやつですね」


 なるほど、今までで一番納得する解説です。

 遥花・スーの体力が持つのか、飯田公平の意地とマシンが持つのか、勝負の行方はこのチキンレースにかかっているわけです


「ええ。

 ここからは、私に解説できることは残ってませんね。

 私はこの試合の行方を見届けることにします」


 大鳥さんも解説を諦めたこの試合果たして勝利はどちらの手に!


 おおっと、遥花・スー、ここで最高速度200㎞を越えた!人間の限界を越えているぞ。大丈夫なのかぁ。


 負けじと速度を上げる飯田公平、その速度220㎞!

 遥花・スーを上回る数値です!

 大丈夫なのか、飯田公平、お前のマシンも、もう限界だろう。


 飯田公平、遥花・スーに迫る、ドンドン迫って!

 ついに並んだ~!!

 しかし、バイクのエンジンから何やら不穏な音がしているぞ!


 だが、飯田公平、それでもなお速度を上げついに遥花・スーを追い越した! 恐るべき執念!


 むむ、飯田公平、ここで何故かドリフトブレーキ!

 慣性の法則が強すぎてバイクはそのまま100m程滑って行く~‼

 しかし、飯田公平、倒れない!

 なんて体幹とバランス感覚だ、なんて執念だぁ!


 ここで遥花・スー、走ることを辞めたぞ。

 ついに体力が尽きたのか、それとも心が決まったのか!?


 と、ここでようやく、飯田公平のバイクが止まったぁ。

 タイヤの跡がくっきりと道に残っているぞ、どれ程滑ったのか飯田公平!


 あーっと、サイドスタンドも立てずにバイクから飛び降りた~‼

 今まで共に走ってきたバイクになん足る仕打ち。

 これには会場も流石にブーイングの嵐だ~!

 しかしその顔は「すまない」と言っているようにも見えたぞ。

 教えてくれ、バイクとお前との間に何があったんだー!


 遥花・スーそれを見てまた逃げ出した。

 どうやらまだ心は決まっていなかったようだ。

 しかし、その姿は今までの疾走と比べると随分弱々しい。まるで、最後の力を振り絞っているようだし、敢えてゆっくり走っているとも取れるぞ。

 なぜだ、なぜそこまでして逃げる、遥花・スー。

 そこには一体どんな心があるというのか。


 と、ここで飯田公平、遥花・スーに手を伸ばす!

 ものすごい執念、鬼気迫る執念、何がなんでも掴んで離さない執念を感じるぞ。

 よく見ると飯田公平の体もボロボロだ。

 まさに満身創痍、それでも手を伸ばすのはあの時の約束の為か、それともこれからの未来のためか。


 遥花・スーなんとか避ける。

 なぜ避けるのだ遥花・スー、お前の心の闇がそうさせるのかぁ!

 それとも何か別の理由があるのか?


 飯田公平、諦めずに何度も手を伸ばす!

 その体でこれほどのガッツ、俺はお前を応援するぞ!


 遥花・スー、それを何度も避け。

 あーっと!!

 遥花・スー足が縺れてしまった。

 あぶなーい!


「はるかぁぁー!!」

「こうちゃん!」


 ここで飯田公平、男を魅せ付けた!

 遥花・スーに右手を伸ばす。

 遥花・スーもその手を掴もうと右手を伸ばした。


 倒れる遥花・スー、飯田公平はその手を今ようやく。


 掴んだー!!。

 飯田公平、ようやくその手を伸ばし、掴みとっ、て、あれ!?


 あーと、飯田公平まで釣られて転んでしまったー!!


 大鳥さん、これはどうやって判定すれば。


「そうですね。

 これは元々勝ち負け何もあったもんじゃないですからねぇ」


 え!?


「引き分けでいいんじゃないでしょうか」


 決まったー!! 熱い展開の連続だったこの試合、最後は両者同時転倒につき、引き分けだー!!


 いやー実に熱い試合でしたね。


「ええ、私も最後の方なんか目に涙を溜めながら見てましたよ」


 両者の意地と意地がぶつかり合った今回の試合、最後は二人の心が1つになって得た、最高の結果というわけですね。

 これを越える試合は今後もそうそうないでしょう。


「そうですね。

 今回の試合で感じました。

 あいつらアホじゃね」


 まったくもってごもっともです。

 以上で、鬼ごっこ実況中継を終了します。

 大鳥さん、お疲れ様でした。


「お疲れ様でした」


 今日は此にて幕とします。

 では皆様またお会いしましょう。

 see you next time.

???「いやー大鳥さん、私思ったんですけども」

大鳥さん「奇遇ですね私もです」

???「一番アホなのは作者じゃないですか」

大鳥さん「そうですね。なんでこんなことを始めたのか」

???「一番暴走していたのは作者だったというわけですね」


 

 プロポーズ編はもう一話だけ続くよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ