遊宴と旅立ちッ!
どもども、どうしても昼間に寝てしまう…めるふぃです!
今回はかなり短めです。では、
時間は京紫が風呂から上がり3人で一階の居酒屋でご飯を食べていた時のこと…ティナと姫愛がかなり不機嫌になっている…ってか、姫愛に至っては顔色が悪い…え?なぜ?そんなの簡単だろ?今の時間は日本時間で言うなれば19時25分くらいである。そして、居酒屋でのあるあると言えば…
「お嬢さん達ぃ、こんなガキとじゃなくて俺らと楽しぃく飯食べない?」
『…』
と、馬鹿みたいな獣人がティナと姫愛の可愛さに見惚れてナンパしに来たのである。ラーフはカタカタと震えながら京紫の様子を伺っている…この場合心配なのは京紫が殺られないか?という事だ。
(あわわ、あの人はいつも迷惑なことこの上ないのに…私の友である京紫さんにまで声をかけるとは……京紫さん死なないでくださいよ。)
などと、”昔の京紫”しか知らないラーフの姿があった。だからこそ、止めるべきと考えているのだが…京紫は半ギレ状態だ。なぜか?ガキと言われたからだ!!
「あん?んだ?クソガキ?てめぇは席を移動すればいいんだよ?わかったらさっさとどけやオラァ!!」
「あぁ、ここじゃラーフの店に迷惑かかるし外行こうか?俺に声を掛けたんだ。生きていられると思うなよ?」
「はぁ?ってかお前よく見たら”能無し”じゃねぇか?ハッハーこれは、お見逸れしましたァ?わかったから女置いて消え失せろ!能無し風情がッ!」
呆れた。ここまで頭にきたのは久しぶりかもしれない。だが、ここで力技で行使しても京紫自身が不利になるので取り敢えず、意識を外すことにする。
「”暴圧”」
『ッ!!?』
”この場にいた者全員”が地面やテーブルに伏せることになる。京紫自身こんな事をこれまでした試しもなかったので調整が狂ったようだ。
「おっと、不味ったな…すまん、ティナと姫愛さん。いま、戻すから」
と言うより早し、”暴圧”を収束する京紫…そして、対象を獣人のみに絞る。
「おい。」
「ひゃぃ!?」
「能無しの威圧にも耐えれないお前はゴミ以下か?あぁ?」
「すびばべん!!!!」
「まだ殺るか?これ以上の”手加減”は俺には無理だぜ?どうする?」
「や、やべどぎます!!」
「なら、さっさと帰れゴミ!」
泣き喚きながら勘定を済ませそそくさと逃げていく獣人。すると店の中はシーンッと静まり返った…やりすぎた?と京紫が謝ろうとするより早く…
「ブラボーッ!能無しの兄ちゃんやるじゃねぇの!!」
「兄ちゃんやべぇな!?まぢかっけぇわ!」
「へ?」
拍手喝采。何が起きたんだ?というような顔をしながら呆然とする京紫に周りの水人や獣人、エルフに鳥人まで立ち上がり一気に活気が増していく。
「なんだ?兄ちゃん知らんのか?あの獣人は、この辺で一番嫌われているギルドのならず者さ。あいつ、力で全てをねじ伏せるから誰も歯が立たなかったんだよ。それを、兄ちゃんがやってくれたってわけだ!俺らは万々歳だぜ!」
「お、おぉぅ?まぁ、俺の気分だから気にすんな。それより、飯の続きにしようぜ?今日は楽しく飲もうぜ!!」
『おぉ!兄ちゃんに感謝!さぁ!楽しい宴会だ!』
「兄ちゃん、今日は俺らの奢りだ!好きなだけのみ食いしてくれ!」
などと、楽しくなってきた半獣人のテンションに流されるまま京紫は宴会状態である。みんな楽しく飲んでいたこともあり、姫愛も気分が良くなったのか楽しく水人の女性と会話している。
「ほんと、能無しって言われてた頃では考えてもなかったよな。俺が輪の中心に居るなんて…」
「これからはケイシが中心だよ?だから、私たちを守ってね?」
「なにが”だから”なのかは分からんが、俺の目の前に立ちふさがる奴らは全員ぶちのめすさ。次いでに守ってやるよ…」
「ありがと…♡」
楽しい宴会は…朝方まで続いた。だが、皆ちゃんと仕事に行くあたり真面目なのだろう。素敵な連中だ。そろそろ、京紫も行動することにしよう。
「ティナ。姫愛さん。起きてくれ、そろそろ行くぞ…」
「むみぃ、もう朝?」
「おふぁよぉございます。もう朝なんですね…」
可愛い二つの寝顔をもっと見ていたかったが…そろそろ、”時間が押してきている。”早くしないとサマス達の行動が無駄になる。
「あぁ、さっさと支度してから出るぞ…今日中には火山地帯の麓の武器商業の街に行きたいからな。」
「りょーかいッ」
「わかりました。」
武器商業の街とはそのまんまの意味で名のある名人が作り上げた逸品が売られている街だ。いい素材をふんだんに使うが故に高値…超高いのだが京紫はそんなお高い武器が欲しいのではない。前に京紫自身の手によって壊れた(ブレイク)武器を作った人に再び武器を作ってもらおうと思ったからだ。
「…あそこの武器…高くない?」
「あぁ、そのことなら心配ない。俺の初めての剣を作ってくれた旧友が居るんだ。あいつの腕はまぁまぁだけど、あいつの鉄を打つ姿に惚れてな?」
「ふーん?あなたの見込みが正しいのは何となくわかる。」
「言うねぇ?姫愛さん?さて、行くとしますかな…」
支度を終えて1階に降りカウンターに寄っていくとラーフがにこやかな笑みで走ってきた。
「京紫さん、もう行ってしまうのですか?」
「ラーフ、世話になったな。また、仕事が終わったら寄らせてもらうよ?その時も宜しくな」
「もちろんですとも!いつでも我が風の拠り所をご利用くださいませ。」
さて、向かうは火山地帯の麓にある”武器商業都市オニキス”である。
〜〜〜〜
「彼は”使い方”が分かってきているねぇ。これなら、この先にあるであろう傍観者じゃなくなった者の攻撃にも耐えれるかな?ヘタをすれば僕も参戦するけど…ね?」
カレはかなり不機嫌である。だが、それを知るのは我々だけだ。
読んでいただきありがとうございます!
なぜ短いか?…伏線を書いたものの新地帯の構図が完成してないからです。早めに書くので宜しくお願いします。