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能無しと言うけれど。  作者: めるふぃ
1/9

プロローグ

初投稿です。自分が楽しむ為に書いてみました!

一緒に楽しめる方が居れば幸いです。

 手を伸ばせば届きそうな目の前の影…人の形を作っている彼女…

(あれ?何で唯の人の形をした影を…それを彼女って言ったんだ…?)

(って言うか、ここは何処だよ…?俺は…オレは……。)

「オレは誰だ!?何処だよここ!!?わからないわからないわからない…」

彼は咄嗟の出来事に頭の回転が追い付かない…。そして、いつしか…………

(ワカラナイワカラナイ…ワカラナイワカラナイ…何がわからないかもわからなくなってきた…)

そして、思考回路が焼き切れた彼はこの出来事の原因を見た。

「君は誰なの?」

「…」

「…応えてくれないんだ…」

そうしているうちに、深淵の闇の中の様な真っ黒な…淀みない黒い世界は、突如として光が加速するように照らし出した…。

(消えていく…ぁぁ、この世界も終わるんだ…)

消えゆく世界…きっとその表現が一番しっくひくるであろうこの世界にいる彼以外のもう一つの影が…歩いて歩いて…消えていく

(あぁ、あの子が行ってしまう…でも、、、俺に追いかける資格なんて…)

何故だか、光によって照らし出された意識|(世界)の中で頭がクリーンになっていく…それでも、彼女が誰なのかはわからない。

そして、彼自身も光に包まれ…消えていく…。その中で一つの会話がなされた気がした。

「…待ってるから」

「……あぁ、待っててくれ」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「――おき……さい」

眠い…まだ夢の中でスヤァしてたい…と、いつもの様に布団で世界との壁を作り防御体勢ガチガチの男が1人…

「いい加減に…起きろ!バカーッ!!|(ガバッ!バシッ!)」

だが、彼女にはそんな手が通用する事は無かった。

「あふん。」

「やっと、起きた!ほんと、朝弱いからってこんな時間まで布団に包まって…」

やれやれといった感じで頭を横に振る彼女に食ってかかるおバカ

「うるせぇ!今何時だと思ってんだ!こちとらきもちよ…」

「何時だ?あんたの頭はとうとう湧いたのね…」

「んだと!?まだ朝だろ!!」

と逆ギレしつつ寝ようとする俺氏こと柳江京紫(やなえ けいし)16歳。

「今は昼の2時過ぎよバカ京…休みだからって昼過ぎまで寝るんじゃないの!」

頭が割れそうとかボヤきながら溜め息をわかりやすいレベルでめいいっぱい吐き出すこの金髪美少女?美人?はエメリア・エンジュ。とにかく可愛い、歳は京紫と同じく16歳である。

「さて、読者の皆さんが聞きたいであろう内容を確認していこうかと思います!(キリッ)」

「…あんた、ほんとに頭湧いたのね…」

エンジュの事は置いといて説明させて頂きます。


〜〜〜〜〜

取り敢えず、ここは何でもありの異世界?って所!魔法とかあるし、武器もある。って事は、魔物なんてケッタイなバケモノも居るし精霊と呼ばれる人間の敵?まで沢山いる。この世界では何でもありなのさ!

工業とかは未発展…まじ、何処にでもありそうなthe異世界!

さて、続いて金髪碧眼美少女エメリアについて、こいつは俺のパテメンバー…もとい妹兼姉兼オカンみたいなやつ。毎日俺のために頑張ってくれるウィザードって言う魔職の子!

他にも職業は沢山ある…拳で相手を叩きのめすファイター。剣を自在に扱い敵を切りつけるブレイザー。回復なのど癒し系プリースト。魔法撃つぜバリバリー!マジシャン。獣と一緒に敵を潰すテイマー。

などと他にも色々あるが説明するとキリがないので(以下略

俺|(京紫)はブレイザーである…。エメリアの職がない?…ぁぁ、エメリアはマジシャンの上位だわ。

さてさて、大体の事は喋ったと思うから話を戻すことにしようか。


〜〜〜〜〜



「…んで、何の用ですか?エメリアさん?」

「…うわぁ、キモッ!敬語キモ!」

(…このくそ可愛いアマが…)大丈夫だろうか、頭に青筋浮かんでないよね?

といつも通りの会話をしているとドアの向こうに複数の気配が…

(これもいつも通りかよ…3人居るな…)などと思いつつ、京紫は仕方なく起き上がる。すると、案の定ドアの前に忍んでいたヤツらが入ってきた…、

「エンジュ、キョー君は起きたか?」

こいつは、八雲ヤツジ職業はヘビータンク。職名から察せると思うが盾役である。歳は17歳。そして、

「ヤッくん!ごめんね?このバカがなかなか起きなくてー」

「お疲れ様。まぁ、いつもの事だから仕方ないよ?」(なでなで)

「…あー、どーでもいいが俺の前で朝からイチャつくな…じゃないと、また寝るぞ?」

…たぶん、俺がブチキレてるのはバレてないはず。まぁ、ヤツジは性格いいしイケメンだしイケメンだしイケメンだし…俺に比べてバリバリ強いしなー…諦めた方がいいな!うん!!

「すまんすまん、キョー君」

「謝るな…余計虚しくなる…。」

(もう辞めて!俺の精神のライフはゼロどころかマイナスに向かってるよ!)

京紫の気持ちを知ってか知らずか…ていうか、知らないんだが、面白そうにニヤニヤ見つめてくる奴が1人…。

「京っち、もう昼過ぎてるよ~?あと、いつもお疲れ様w」

「うるせぇよ、みるく」

いま京紫をからかってきたのは浅葱みるく職業はビショップ。まぁ、簡単に言うと回復職の上位だな…歳は14歳。幼女みたいな見た目である…黒髪ポニーテイルで目の色も焦げ茶みたいな色。癒し系である!最強と言っていいくらいの癒し系である!

「ジロジロ見るな!変態!」

「キレそうw」

俺から黒いオーラが立上りだしたのを察したイケメンは

「ま、まぁ!キョー君落ち着いて!そ、そうだ!お客さんがきてたよ?キョー君!」

(俺に客?は?待て待てこんな能無しって呼ばれてる俺に?んな馬鹿な)

「バカ言うな、俺に客なんて来るわけねぇだろ。回れ右して帰ってもらえ」

「そこまで自分を卑下できる京っちを尊敬するよ。いや、割とまぢで」

(あー、もう死にたい)

しんだ魚の目という表現がしっくりくる顔をしだした京紫。

「いいから会ってくれば?そうしないと先に進めないよ?」

最もなことをいいだすエメリア。まぁ、仕方ないから会いに行くかと思い服を着替えるからと3人を部屋から追い出す事にした京紫…。いつもの事のはずなのに、妙に何かが引っかかる…。あの夢といい、何かがおかしいんだよなーって思いつつ服を着替え我らのパーティの家の1階に降りていく、そこで京紫は戦慄する…。え?なぜ?ってそれはね?

「どうも、柳江京紫様。聖城ギルド本部から参りました。執行代理人…コードネームを死神と申します。」

あー、これはヤバイな。と京紫の非常警戒ベルが鳴りまくっている。

「ご丁寧にどうも、死神ってことは…?」

「はい、このパーティはこの度Sランク認定される事となりました。」

「うぉぉぉお!マジか!?やったじゃん!ヤツジ!みるく!エメリア!」

みんな、やった!とワイワイはしゃぎだす。まるでお祭りだわwだが、そこで死神が言葉を繋げる。

「―ですが、一つ問題がありまして。柳江京紫様が邪魔になるのです。」

みな、一様に固まる…だが、1人だけは違う。そう、京紫だ。彼は分かっていたという様に頷く、この世界のパーティにはランクと言うシステムがある最上位がLランク因みに、Lランクパーティは一つしかない。その次がSランク、その下にA→B→C→D→E→Fの順だ。そして、一個人にもランクがあるパーティと同じ様なルールである。そして、京紫以外全員Sランクである。京紫は、Cランクである。まぁまぁ、普通のランクなのだが、パーティがSランクになるには全員A以上でなくてはならないのだ。そこを踏まえて皆が察したと思う。そう、Sランクパーティになるには京紫が邪魔なのだ…

「あー、じゃぁ、俺パーティ抜けるから。みんな、Sランクおめでとう!」

と、いつもの感じでおちゃらけて京紫が拍手する。だが、それで納得するようなバカはここには居ない。

「キョー…本気で言ってるのか?」

「ヤツジ、止めるな。いつまでも世話になりっぱなしの俺が居なくなればお前らはとっくにSランクだった。それに、俺は知ってる。お前ら3人が俺のいない所でSランク昇格の話を断ってた事をな?」

『…』

俺だって馬鹿じゃないんだ。と、いうような顔をする京紫。もう話をするだけ無駄だなと察した京紫はパーティカードと呼ばれる仲間の証を破った。これで、京紫はパーティから抜けたことになる。

「今まで世話になった。この恩は返せるか分からんが、仇にならんように頑張るから…その、ありがとな!」

満面の笑みで2階に消えていった京紫、後には沈黙しか残らなかった…。

次の日の朝…、京紫は5時に起きていた。え?朝に決まってるだろ…?そして、みんなが寝静まってる事を確認し、ホームを出る。京紫はのほほんとした感じで森を目指した。隠れるために、歩き歩いて進んでいく後には後悔が残ると思っていたが不思議とそんな気持ちはない。

「さて、新しい朝だ!希望の朝だな!ハッハッハー!」

京紫は振り返ることはしない。

恥ずかしながら書かせていただきました!次の投稿は未定ですが、早期投稿目指します。あんまりせかないで下さい。w

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