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恋と出会ってしまってから  作者: 烈火流星
6/7

告白

 俺はその日の放課後に千春に呼び出され


た。


千春は緊張した感じだった。


「直哉君、急に呼び出したりしてゴメン


ね」


「う、ううん。別にいいよ」


(話ってなんだろう。なんか俺まで緊張して


きた)


「あ、あの私直哉君といると素の自分でい


られるっていうか直哉君と一緒だと本当に


楽しいって思えるの。」


「そして直哉君のことを考えると何だか胸


が締め付けられる感じがするの。」


「私直哉君のこともっと知りたいし、ずっ


と一緒にいたい」


「...... 」


「私、直哉君のことが好き。」


「付き合って下さい。」


(これって告白!?どうしよう)


(でも.......)


「ご、ごめん....なさい」


(千春には俺なんかよりも)


千春は目を見開いてびっくりした顔をし


た。


「俺、かっこ悪いし、引っ込み思案だし、


俺なんかよりももっといい人がいるよ。」


「俺、千春と付き合ったら絶対迷惑かけ


る。」


「だから... ごめん」


俺は千春を振ってしまった。


千春は目に涙を浮かべて


「ゴメンね」


走り去って行った。


俺はそこでずっと立ち尽くしていた。


(これで良かったんだ... これで... )


と自分に言い聞かせながら。

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