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恋と出会ってしまってから  作者: 烈火流星
4/7

気持ちの変化

次の日俺は放課後、クラスの仕事や委員会などで忙しく

[ゴメン今日クラスの仕事とか委員会あるから先帰ってて] と連絡した。するとすぐ返信が来た。

[うん。わかった]

(千春のプレゼント何にしようかな?)俺は今日1日必死で考えていた。何しろ女子に対してプレゼントなどしたことがないからだ。そして考えついた結果、一つの答えにたどり着いた。

 俺は委員会などをすべて終わらせて急いでプレゼントを買いに行った。(ここに売ってるかな)

正直あるか不安だったが見つけた。俺は桜のストラップをプレゼントすることにした。(これなら喜んでくれるかな)家に帰り俺は明日が待ち遠しくてドキドキしていた。


次の日


俺は待ち合わせ場所の公園の前についた。(まだ20分前だ、早く来すぎた)と思ったら千春がいた。

「ゴ、ゴメン待った?」

「ううん。私も今来たとこ。ていうかまだ時間前だし」

(何で俺こんなに心臓の鼓動が速いんだろう)


「千春、これプレゼント」少し顔が赤くなりながらもプレゼントを渡した。

「誕生日おめでとう」

「あ、ありがと」千春も少し顔が赤くなった

「開けていい?」

「うん」

「うわー桜だー直哉君ありがとう」千春のこの笑顔はいつ見てもドキドキする。

「俺たち『ストラップ』がきっかけで出会ったからストラップがいいと思ったんだ」

「直哉君、これ大切にするね」

「今付けていい?」

「う、うん。いいよ」千春は嬉しそうに鞄に着けた。

「じゃあ直哉君行こっか」

「うん」

「今日は何を買う予定なの?」

「えーと、ふ、服とかかな」

「な、直哉君にも一緒に選んでほしいと思って」

「え、俺あんまり女の子の服の好みとかわからないよ?」

「じゃあ私いろいろ選ぶからその中から一番似合うやつを選んで」

「う、うん。わかった。いいよ」

「本当に?ありがとう」

「あ、あそこのお店」

「うん」


買い終わって店から出たとき

「直哉君選んでくれてありがとう」

「いや千春が着たらかわいいと思ったやつを選んだだけだよ」そう言ったら二人とも顔が赤くなった。

「き、今日ちょっと暑いね私あそこでソフトクリーム買ってくるね」

「い、いや俺が買ってくるよ」

「いいよいいよ直哉君はここで待ってて」

「う、うん」

(さっきの言動間違えちゃったかな?)


(あれ!?千春が知らない男に絡まれてる。助けないと!)

「千春!こっち」

俺は千春の手を掴み連れ出した。

「千春、大丈夫?何かされた?」

「俺たちと遊ばない?って言われて無理やり連れて行かれそうになったけど直哉君が助けてくれたときとても嬉しかった」

「直哉君、ありがとう」

「良かった。何も無くて」

「直哉君...手..」

「ああゴメンゴメンつい」

また二人とも赤面してしまった。

(女子と手を繋いだのなんて初めてだ)

「直哉君、本当にありがとう。嬉しかった」

「ち、千春ソフトクリーム違うとこで買おっか」

「うん。そうだね」

「あ、あそこのソフトクリームでいいんじゃない?」

「うん」

「千春、俺が買うよ」

「待って直哉君。私が買うから。今日付き合ってくれたお礼に」

(じゃあお言葉に甘えようかな)

「うん。ありがとう」

「バニラ2つ下さい」

「あいよ」

「おまちどおさま」

「ありがとうございます」

「直哉君あそこのベンチで食べよ」

「うん」

「千春、ソフトクリームありがとう。美味しい。」

「いやこちらこそ今日は買い物付き合わせちゃってゴメンね。」

「いや千春の役に立てて嬉しかった」俺は少し照れながら行った

「本当に?」

「うん」

「じゃあまた今度付き合ってもらってもいい?」

「うん。お、俺で良かったら行く... から」

「ありがとう」

(またこの笑顔だ。今日何回見たんだろう)

俺はまた顔を赤らめた。

「じゃあ帰ろっか」

「うん。そろそろ帰ろうか」

「千春、その荷物俺持つよ」

「じゃ、じゃあお願い」


俺は千春を家まで送って行った。

「な、なんか着くの早いね」

「う、うん。はいこれ」

俺は荷物を千春に渡した。

「あ、ありがとう」

「今日は楽しかった。誘ってくれてありがとう」

「うん。私もプレゼント嬉しかった。ありがと」

「じゃあ帰るね」

「うん。バ、バイバイ」

「バイバイ」

(俺は今日1日楽しかった...けど楽しかっただけじゃないこの気持ちは一体なんだろう)

俺は帰ってもこの気持ちのことを考えていた。


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